お天気は晴れ。
最近は今年から新たに耕作させて頂く事になった園地の、伊予柑等の伐採の作業をしています。
今回の枝葉の処理は火の用心の為、焼かずに自走式のウッドチッパーを使っています。
使ってみると思ったよりも働き者で、直径7センチくらいの枝でもガンガン細かく砕いてくれます。
なんて頼りになる奴でしょう♪
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真穴の道路沿いの花壇に咲いていた緑色の桜「御衣黄」
緑の桜も美しいですね〜。
では先日の香川県西部のダム旅の様子を更新します。
ダムの旅10 豊稔池ダムから満濃池まで全7ヶ所のダム(2024年4月1日)
早朝に家を出発して伊予市から大野原まで高速を走って香川に入り、最初に訪れたのは豊稔池ダムでした。
この日の朝は花曇でしたが、ちょうど堰堤周辺の桜が見頃を迎えていてラッキーでした。
レトロな煉瓦造りの橋の向こうにまるで西洋の要塞のように聳え立っているのが、豊稔池ダム(堰堤)です。
それはもうドーンと圧倒されるような偉容でした。
豊稔池ダム(香川県観音寺市大野原町五郷)
豊稔池ダムは杵田川水系田野口川にあるマルティプルアーチダムです。
堤高は30.4m、堤頂長は128m、堤体積は40千m3、有効貯水容量は1593千m3で、ダム事業者は香川県です。
建設が始まったのは大正15年で、付近の谷で採取した石材と観音寺や豊浜の砂を使用し、4年の歳月とのべ15万人の労力を投入して完成しました。
県営工事でしたが、実際には数名の指導者の元で地元の皆さんが講習会を重ね、技能者を養成したそうです。
その後老朽化で補修工事行われるのですが、外観を残して欲しいという地元の声に応えて、上流側をコンクリートで補強し1994に竣工しました。
石積みのマルティプルアーチダムは日本ではここだけで、平成9年に国の登録有形文化財に指定されています。
付近は公園のようになっていて地元の皆さんの憩いの場となっているようです。
ダム湖を望んで
動画もどうぞ♪
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ダムカードがあります。
配布場所は土地改良区だったように思います。
続いては豊稔池からは割と近い距離にある五郷ダムへ。
五郷ダム(香川県観音寺市大野原町有木)
堤
五郷ダムは杵田川水系前田川にある重力式コンクリートダムで、堤高は50.5m、堤頂長は132m、堤体積は81千m3、有効貯水容量は2250千m3で、ダム事業者は香川県です。
1964年に竣工し、治水と農業用水の役目を担って60年。
とてもシンプルな造りのダムだと思います。
ダム湖側
下流側
管理事務所側より
ダムカードがあります。
隣接の管理事務所でもらえます。
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3つ目の粟井ダムダムも杵田川水系にあるダムです。
粟井ダム(香川県観音寺市粟井町)
粟井ダムは杵田川水系粟井川にある重力式コンクリートダムで、堤高は42m、堤頂長は135m、堤体積は58千m3、有効貯水容量は540千m3で、2001年に竣工しました。
平成にできた少し新しいダムで、生活貯水池として建設され、ダム事業者は香川県となっています。
堤
ダム湖
下流側
ここもダムカードがあります。
隣接の管理事務所でもらえます。
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4つ目のダムは三豊市の香川用水調整池(宝山湖)です。
香川用水調整池(香川県三豊市山本町神田)
この調整池は財田川水系大池川にあり、傾斜遮水ゾーン型フィルという形式の最新鋭のアースダムで、堤高は25m、堤頂長は240m、堤体積は311千立方メートル、有効貯水容量は3050千m3で、2008年に竣工しました。
ダム事業者は水資源機構水路事業部となっています。
このダムは、高知県の早明浦ダムの水を、徳島県の池田ダムで阿讃トンネルに分水し、香川に送られてきた水を貯めているようです。
水の少ない香川を助けているのでしょうね。
ダムカードは少し離れた香川用水管理所で配布されています。
香川用水管理事務所
ダムカードです。
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その次は多治川ダムです。
いつもダムナビの案内で各ダムへ向かうのですが、この時の道(林道)はとても狭く、離合もできないような難所でした(汗)
本当にここであってるの?と最後まで疑いながらの道中でした(笑)
案内が終了しても、ダムは近くにあるようだけれど姿は見えません。
道路を少し下ると、こんな遍路道のような入口がありました。
ここに分け行ってみると・・・
なんと、ありました!
多治川ダム(香川県仲多度郡まんのう町山脇)
多治川ダムは財田川水系帰来川にある重力式コンクリートダムで、堤高は21.7m、堤頂長は48m、堤体積は9千m3、有効貯水容量は197千m3です。
1957年に竣工し、ダム事業者は香川県で、帰来川と財田川の治水の為に建設されたそうです。
堤
通行止めの看板あり
ダム湖
無事に辿り着けてよかったです。
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6つ目のダムは野口ダムです。
野口ダム(香川県仲多度郡まんのう町塩入)
野口ダムは財田川水系財田川にある重力式コンクリートダムで、堤高は35m、堤頂長は123m、堤体積は36千m3、有効貯水容量は1100千m3となっています。
1966年に竣工し、ダム事業者は香川県です。
堤
ダム湖
ダムのすぐ下流には、鎌倉時代に高野山の道範阿闍梨が修行の途中に発見したという塩入温泉があります。
温泉からダムが見えるのではないかしら。
時間があれば入ってみたかったなあ。
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最後のダムは満濃池です。
満濃池(香川県仲多度郡まんのう町神野)
満濃池は金倉川水系金倉川にあるアースダムで、堤高は32m、堤頂長は155.8m、堤体積は218千m3、有効貯水容量は15400千m3です。
その歴史は古く、天保年間に創築されるも決壊し、その後弘法大師空海が再築しています。
近代では6mの嵩上げ工事が行われ、1959年に竣工しました。
池
下流側
石碑
すぐ近くにはうどん屋さんの「かりん亭」があります。
地元のおばあさん達が営業しておられるようでした。
名物のヤーコンうどんとヤーコンコロッケがとっても美味しかったです♪
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これにてダムの旅10 香川西部編はおしまい。
最初に見た豊稔池があまりに素晴らしくて、他のダムの印象が少し薄まってしまったような気がしますが、今回も勉強になる楽しいダム旅でした。
また長い記事を見て頂き、ありがとうございました♪
月朧心は水でできている さち
つきおぼろこころはみずでできている