お天気は曇り。
雨露あり。
庭の草をひいたり、読書をしたりの1日でした。
今読んでいるのはこんな本。
身勝手な大人達に翻弄される極貧の女子高生の運命は。。?
われらが組長、夏井いつき先生のHP
の中に、夏井いつきの一句鑑賞というコーナーがあるのですが、なんと今週は私の鑑賞文を掲載して頂いております。
大好きな蝶の句を選びました。
蝶の羽たたむにしずかなる力 夏井いつき
とても光栄です。
蝶の羽たたむにしずかなる力 夏井いつき
- 季語
- 蝶
- 季節
- 三春
- 分類
- 動物
- 鑑賞
-
蝶がその翅をたたむ前の、翅を開いている時とはどんな状態であるかを思ってみた。まずは日光浴、そして吸水あるいは吸蜜の時、または単に休息している時等がそうなのであるが、の場合気に入らないからの求愛を拒む時にも翅を開いて抵抗する事もあるようだ。どちらにせよ、蝶がその翅をたたむという事は新しい場面への転換を表す。小さな生き物の小さな動きだというのに、この一句の後半の「しずかなる力」が珠玉だ。これが大いなる力となってスロモーションのように読者にくっきりと瑞々しい映像を見せてくれる。蝶はどこへ行くのだろう。
(鑑賞:井上さち)
(出典:句集『蝶語』)
俳句界5月号が届きました。
219ページの「この本この一句」というコーナーで、すずき巴里さんが私の句集「巴里は未だ」の紹介をして下さっています。
良い記念になりました。
すずきさん、ありがとうございます。
井上さち第一句集「巴里は未だ」へのお問い合わせはこちらのメールアドレスまでどうぞ♪
satisati@mc.pikara.ne.jp
(井上さち)
ぬきあしさしあしたんぽぽんのわたとばぬよう さち