お天気は雨のち晴れ。
台風の影響で風が強く、今日のアサギマダラは2頭でした。
早く風が止んで穏やかな秋晴れになりますように。
露が切れなかったので、午後は新居浜のイオンへ映画を見に行きました。
草薙くんの出ている「ミッドナイトスワン」です。
娘Mも息子Tも観たいと言うので、久々の親子一緒のお出かけになって嬉しい。
映画はトランスジェンダーの母性が描いてあって、切ないけれどとても感動的。
女の子がバレエを踊るシーンがあまりに美しくて神々しいほどでした。
そして、バレエを踊る女の子を見る草薙くんの眼差しの、なんと優しかった事でしょう。
私も娘のお団子ヘアを結ったり、観客席の一番後ろでパ・ド・ドゥを見守ったのを懐かしく思い出しました。
確かにバレエを続けるには結構なお金がかかります。
私も地元の産直市で、手作りのお菓子やパンを必死で売っていたものでした。
今では良い思い出です。
テーマ曲のピアノも素晴らしかったです。
新居浜まで行った甲斐がありました
「ミッドナイトスワン」おすすめです。
では、お遍路の記事の続きを更新します。
歩き遍路の旅9 2日目6番札所安楽寺から10番札所切幡寺と吉野川越え(2020年9月25日)
安楽寺宿坊の朝食
ごちそうさま♪
この日はあいにくの雨。
カッパを着て安楽寺を出発します。
お世話になりました。
6番札所安楽寺から7番札所十楽寺へは約1.2Km、徒歩で20分の道のりです。
途中、行く方向を間違えてしまいましたが、軽トラの紳士が親切にスマホで地図を出して教えて下さって助かりました。
「雨やし乗って行きなさい。」と言うお言葉に感謝しつつ、丁重にお断りして十楽寺をめざします。
もうすぐです。
着きました。
7番札所十楽寺山門
ここも安楽寺と同じ、上層部に鐘楼門を兼ねた、白い漆喰の上に朱塗りの木造という龍宮門です。
山門の先には中門にあたる遍照殿があります。
遍照殿は2階に上がれるようになっていて、内部には愛染明王が祀ってあります。
愛染明王は我が地区に古い像が残っていて、縁結びの神様として大事にされているので、何だかなじみ深い気がします。
7番札所十楽寺本堂
十楽寺の寺号は、人間の定めである四苦八苦から離れて、十の喜びを得られるようにと弘法大師が定めたそうです。
7番札所十楽寺大師堂
雨は土砂降りです。
心細いけれど頑張ろう!
十楽寺にも宿坊があるようです。
7番札所十楽寺から8番札所熊谷寺へは4.2Km、徒歩で約1時間10分の道のりです。
何だか霧も濃くなってきました。
歩道の草がぼうぼうです。
おや、「おもてなし公園」?
三木武夫元総理の邸宅跡が公園になっているんですね。
綺麗な休憩所があります。
「人無心不立」
今年整備されたばかりの公園のようです。
一休みしてまた道を進みます。
道標がいっぱい!
到着しました。
8番札所熊谷寺山門
この重厚な山門は高速道路から何度も見たことがあります。
熊谷寺だったんですね。
金剛力士像は赤。
均整の取れた美しい像です。
石段を上って。
8番札所熊谷寺本堂
かつてこの寺の奥にある閼伽ヶ谷で修行をしていた弘法大師のもとに、熊野権現が現れて観音菩薩を授けました。
この観音菩薩を胎内仏として大師が千手観音像を彫り堂を建てたのが始まりとされています。
本堂の左上には大師堂があります。
8番札所熊谷寺大師堂
大師堂からの眺め。
弘法大師像の鉄鉢の水が雨で波打っていました。
1774年建立の大きな多宝塔があります。
鮮やかな模様が見事ですが、雨の強さも伝わるでしょうか。
次は9番札所法輪寺です。
8番札所熊谷図から9番札所法輪寺へは、2.3Km、徒歩で40分の道のりです。
田園の中を進みます。
着きました。
9番札所法輪寺山門
龍の手水鉢。
カメラが曇ってしまっていますね。
9番札所法輪寺本堂
ここは弘法大師が仏の使いの白蛇と出会って開いた寺という事で、白蛇山法淋寺と称していましたが、戦国時代に長曾我部元親の兵火に遭い消失、復興後に現在の法輪寺に改められたそうです。
9番札所法輪寺大師堂
納経所前のベンチにいた猫ちゃん。
9番札所法輪寺から10番札所切幡寺へは約3.7Km、徒歩で1時間の道のりです。
0.8Km。
あと少し!
この辺りから切幡寺の参道で、巡礼用品や額装などのお店が並んでいました。
徳島ならではのお遍路姿の案山子さん達。
高速の高架を潜って。
山門が見えてきました。
10番札所切幡寺山門
金剛力士像は格子が細かくてちょっと見えにくかったです。
目が大きくて迫力がありますね。
更に石段が続きます。
333段もあるそうです。
10番札所切幡寺本堂
かつて弘法大師がこの地を訪れた時に山麓で機織りの娘と出会いました。
大師はほころびた僧衣を繕うために布切れを求めたところ、娘は降りかけていた布を惜しげもなく切って大師に差し出したのです。
この行いに大師は感謝し、一夜で観音菩薩像を彫りあげ、娘に得度灌頂を授けました。
すると娘は生きたまま仏と化し、観音菩薩に姿を変えたとされています。
10番札所切幡寺大師堂
雨はまだ降り続いています。
この日の参拝はここが最後です。
10番札所切幡寺から11番札所藤井寺へは約10Km、徒歩で2時間半の道のりです。
この日の宿は藤井寺の手前の鴨島に取っているので、まだまだ歩きますよ。
雨の中、彼岸花が綺麗です。
休憩所あり。
八幡郵便局前。
まだまだですね。
この先に吉野川があって、へんろ道では川島橋という潜水橋があるのですが、この雨では渡るのは無理と判断し、川沿いに東へ進み阿波中央橋を渡るルートを選びました。
川沿いの道を歩きます。
ツルボの群生がありました。
どんどん歩くと、遠くに阿波中央橋が見えてきましたよ。
橋に到着!
長い長い橋です。
なんと雄大な!
途中から橋は塗り替えられて綺麗になっていました。
橋を渡ると鴨島周辺です。
ビジネスホテルアクセス鴨島にチェックイン!
ここはホテルのすぐ前にコンビニがあってとても便利です。
思えばこの日は雨が強くて昼食もとっていませんでした。
2日目日の歩数は41572歩。
雨の中まずまずがんばったと思います。
そして!土砂降りの中を一日歩いても、全く濡れなかった靴に感謝!
カッパにも感謝!
リュックの上から着るポンチョ式のカッパです。
南無大師遍照金剛の文字が反射して光ります(笑)
カッパの下は太腿から下部分を吊るタイプ。
食べて飲んでことんと眠りました。
歩き遍路の旅9 2日目はこれにて終了。
歩き遍路の旅9 3日目ににつづく。。。
ガムランのるろんらるろん雨の月 さち
がむらんのるろんらるろんあめのつき