つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

第4回『大人のための句集を作ろう!コンテスト』で優秀賞をいただきました♪





柔らかい花の雨の降る中、松山の子規記念博物館で

第4回『大人のための句集を作ろう!コンテスト』の表彰式が開催されました。



最優秀賞
『さみしき獣』      中町とおとさん(千葉)

優秀賞
『水縹(みずはなだ)』  井上さち(八幡浜
『寒林』         上田樫の木さん(大分)
『鶺鴒と歩く』      マイマイさん(松山)
『美顔器』        秋鹿初蒸気さん(神奈川)
『次女』         片野瑞木さん(八幡浜) 
『てのひら』       河野しんじゅさん(松山)
『駆け比べ』       中村阿昼さん(松山)



みなさん、御受賞おめでとうございます。

そして、優秀賞をありがとうございます。

私は第一回のコンテストから選考会員を務めさせて頂いていました。

選考会員は、各総合誌の俳句賞受賞者および最終選考通過者から成っています。

今後もずっと選考会員の立場で陰ながらこの賞を支えよう!と思っていましたが

今回は多くの句友が果敢にこの賞に応募する姿に刺激を受け

初めて『大人のための句集を作ろう!コンテスト』に応募をさせて頂きました。

ちょうどこのコンテストの〆切の頃(12月上旬)は

いつもなら大変な農繁期で、81句もの作品を並べる時間等ないはずなのですが

昨年はその時期に長雨でみかんの収穫のできない日が何日かあり

なんとかぎりぎりで作品「水縹」(みずはなだ)を仕上げる事ができました。

残念ながらその長雨の後にやってきた大寒波の霰や雪の被害によって

八幡浜の多くの柑橘が大変な被害を負った事は言うまでもありません。



そんな中での一筋の吉報がこの優秀賞受賞でありました。





表彰式では夏井いつき組長からありがたいお言葉をたくさん戴き

さえずり句会の仲間共々激励して頂き、大変はげみになりました。




そして私の作品を推して下さった選考会員のみなさんの

素晴らしい選評も私の宝物です。

深く暖かく、時に厳しく読み解いて頂き、ありがとうございました。



そろそろ本当の第一句集を編まねば☆と思っている今日この頃。



表彰式のあとはいつき組のお花見へ。

すっかり雨も上がり、咲き始めた桜の標本木の横で

皆さんと飲んだワインはとっても美味しかったなあ。

あまりゆっくりはできなかったけれど嬉しく楽しい一日でした。















月の夜のくすくすくすくすと桜  さち



つきのよのくすくすくすくすとさくら