お天気は晴れのち雨。
今日も真穴でみかんの収穫。
ずぶ濡れだ〜。
つい先日読み終えたのがこの本
谷崎潤一郎の小説「細雪」は彼の実生活をもとに書かれた小説と言われていますが、「デンジャラス」は桐野夏生が谷崎をトリビュートし、谷崎の君臨する家族帝国における彼の寵愛する女達との四角関係を描いた物語です。
婦人公論で連載されていた頃から注目していました。
桐野夏生が燃え盛る文豪の「業」を見事に描いています。
終盤の「細雪」の雪子のモデルとされている重子と谷崎のやりとりはとても刺激的でぞくぞくさせてくれました。
あのシーンは必見です。
流石は桐野夏生だなあ。
その後で観たこれもよかった!
DVD「細雪」(1983年)
昭和13年、大阪船場の裕福な商家出身の四姉妹の華やかな暮らしぶりを描いた作品です。
しっとりと雨に咲く桜から始まり、艶やかな着物の数々、紅葉の赤から終盤の細雪まで見事な映像美です。
一見おっとりとして見える三女雪子を演じたのは吉永小百合。
雪子の無垢な顔の中に潜む魔性のような妖しさを見事に演じていて、この演技は彼女の新境地となったのではないでしょうか。
こちらも楽しみです♪
なんと「平成細雪」!
雪催灰の匂いの水和剤 さち
ゆきもよいはいのにおいのすいわざい