つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

歩き遍路の旅5 3日目72番札所曼陀羅寺から75番札所善通寺まで♪

 

 

 

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天気は晴れのち曇り。

今日は草刈りへ。

例年ならこの時期、草は冬枯れ状態になるはずなのですが、今年はどうした事でしょう。

草の勢いは止まず、特にノゲシがすごいです。

頑張りました!

 

 

では去年の暮れに行った、お遍路旅5の3日目の様子をアップします。

 

歩き遍路の旅5 3日目 72番札所曼陀羅寺から総本山75番札所善通寺(2019年12月25日)

 

宿泊した「大師の湯」は温泉施設なので、朝6時から大浴場を使う事ができます。

6時に大浴場に行ってみると貸切状態!

わ〜い!

たった一人でゆっくりと浸かる事ができて、足の疲れをたっぷりと癒してもらいました。

やっぱりお遍路には温泉のあるお宿が最高だな、と思う。

 

大師の湯の朝ごはん

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さあ、出発です。

「いやだに温泉大師の湯」お世話になりました。

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3日目もいいお天気です。

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大師の湯の少し上の遍路道を右へ。

まず向かったのは72番札所曼陀羅寺です。

71番札所弥谷寺からは徒歩で1時間15分、約4㎞の道のりです。

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雑木の中の遍路道です。

木立の中から朝日がきらり☆

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竹林です。

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がんばって

ありがとう!

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池に映ったおうち

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道路に出ました。

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この道は曼陀羅寺道というのですね。

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道は高速道の方へ。

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高速道路の下を潜ります。

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また細い道です。

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右はため池。

香川は本当にため池が多いです。

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広い道に出て来ました。

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この池も大きいなあ。

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車通り多し。

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ここを右ですね。

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赤い矢印に身を委ねて。

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のどかな雰囲気の道。

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左が曼陀羅寺ですね。

右は73番の出釈迦寺ですぐ近くのようです。

まずは72番の曼陀羅寺へ。

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72番札所曼陀羅寺 山門

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仁王門の山門です。

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手水鉢の龍

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72番札所曼陀羅寺 本堂

曼陀羅寺の歴史は古く、推古天皇の時代の596年に、この地の豪族で弘法大師の祖先でもある佐伯家の氏寺として建立されました。

その頃は世坂寺と呼ばれていましたが、807年に唐から帰国した大師が曼陀羅寺と改名し、唐から持ち帰った金剛界胎蔵界両界曼荼羅を安置し、母、玉依御前の仏果菩薩を祈ったと伝えられています。

礼拝。

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72番札所曼陀羅寺 大師堂

礼拝。

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境内には、大師が曼陀羅寺と改名した時に、記念に植えられたという不老の松がありましたが、残念ながら2002年に枯死しました。

その幹を材として掘られたのがこの笠松大師です。

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座禅を組む大師の姿が掘られています。

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平安時代歌人西行も訪れたという古刹です。

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次は73番札所出釈迦寺へ。

72番札所曼陀羅寺からは徒歩で10分、0.5㎞の距離です。

近いですね。

先ほどの道を少し引き返し、小高い方へ進みます。

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道沿いのビオラ

たくさん咲いていてかわいらしいこと。

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石段の先が出釈迦寺のようです。

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72番札所出釈迦寺 山門

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また手水鉢には龍がいましたよ。

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境内の木に繋がれていたかわいいわんちゃん達。

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ミニチュアシュナウザーかな?

ご主人のご夫婦は納経所におられるようでした。

ワンちゃん連れのお遍路もいいですね。

近づくとちょこっと吠えられちゃいましたが、おりこうに待っていましたよ。

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73番出釈迦寺 本堂

弘法大師が7歳の時、今の出釈迦寺の奥にある我拝師山の頂きに足を踏み入れました。

大師は「仏門に入って多くの人を救いたい。この願いが叶うのなら御釈迦様よ、現れたまえ。願いが叶わぬなら命を捨ててこの身を諸仏に捧げる。」と念じ、断崖から飛び降りたのでした。

すると大師の下で紫雲がたなびき、釈迦如来と天女が現れ、天女が大師の体を抱きとめたのだそうです。

こうして願いが叶えられた大師は釈迦如来像を刻んで本尊とし、出釈迦寺を創設したのでした。

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なんてドラマティックな言い伝えなのしょう。

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73番札所出釈迦寺 大師堂

礼拝。

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出釈迦寺からの風景

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この次は74番札所甲山寺です。

73番札所出釈迦寺からは徒歩で40分、約2㎞の道のりです。

緩やかに道を下って。

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静かな所です。

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田んぼの中の道です。

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この道に沿って右には広い道路がありますが、この道が本来の遍路道

ちょっと地図を見ていたら通りかかったおじいさんが、

こっちの道の方が車が通らんけん、安全やけんな!

と親切に教えてくれました。

この周辺で、おじいさん達があと3人くらいも話しかけてくれました(笑)

わざわざ車を停めて声をかけて下さったりして、みなさん優しくて嬉しかったです。

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麦の緑色が綺麗。

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道沿いのお花も美しいです。

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到着しました。

74番札所甲山寺 山門

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74番札所甲山寺 本堂

礼拝。

弘法大師善通寺曼陀羅寺の間に伽藍を建てようと霊地を探していた所、甲山の中腹に白髪の老人が現れ、「ここが探し求めていた聖地なり。この地に寺を建てよ。」と告げられ、そこで大師は石を削って毘沙門天を刻み、山の岩窟に安置したそうです。

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その毘沙門天の岩窟は境内の奥にありました。

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74番札所甲山寺 大師堂

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甲山寺は女性の守り神としても信仰があるようです。

境内にはうさぎの親子の石碑もありました。

納経所でうさぎの形の可愛らしい和三盆をお土産に購入。

 

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そして、今回予定していた最後の札所、75番札所善通寺へ。

74番札所甲山寺からは徒歩で25分、1.5㎞の道のりです。

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弘田川沿いの道

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広い道路へ。

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大きくてかわいらしい外観の病院です。

四国こどもとおとなの医療センター

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カタパンのお店発見!

テレビで見たことのあるお店です。

レトロな店構えがたまりません。

あとで寄ろうっと♪

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善通寺に到着しました!

広大な境内は通りを隔てて東西ふたつに分かれているのです。

75番札所善通寺 通りから金堂(本堂)側の山門

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75番札所善通寺 金堂(本堂)

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金堂正面

善通寺弘法大師生誕の聖地です。

807年、唐から帰国した弘法大師が、真言宗最初の根本道場として、長安青龍寺を模して、父善通の名を寺号として創建しました。

真言宗善通寺派の総本山であり、高野山、東寺と合わせて、弘法大師の三大霊跡とされている名刹です。

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礼拝。

金堂の内部では大きな金色の薬師如来が迎えてくれました。

 

船の形の巨石の手水鉢

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二頭の龍がいます。

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四国で最も高い五重の塔は高さ43mです。

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五百羅漢の姿も。

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通りの西側の御影堂(大師堂)の山門

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広い参道

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75番札所善通寺 御影堂(大師堂)

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大師堂はかつて佐伯氏屋敷があった所で、つまり大師はこの場所で誕生したのだそうです。

礼拝。

f:id:sattisatisatti:20200113191313j:plainこれで今回のお参りを無事終えることが出来ました。

よかった。。ありがとうございます。

 

カタパン屋さんへゴー!

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赤ちゃんをおんぶした若いお嫁さんが応対してくれましたよ。

とっても美しい人でした〜。

陳列ケースもレトロで素敵。

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大きなパンはすでに売り切れていたので、小丸パンと石パンとそら豆のおせんべいを購入。

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左が石パン(笑)で、右が小丸パン↓

お味は生姜の風味でほんのり甘く、大分の臼杵煎餅に似ています。

美味しい!でも堅い!(笑)

くつわ堂の瓦煎餅よりも堅いんじゃないかしら。

香川の人は堅いおせんべいが好きみたいです。

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お参りを終えた後は旦那くんのお迎えを待ちながら昼食を戴く事に。

善通寺の駐車場側の「讃岐おもてなしうどん たんたかたん」へ。

このおうどんは讃岐風のこしのあるおうどんで美味しかったです。

このセットでたしか千円くらいでした。

コスパ高し!

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たんたかたん」前に旦那くん到着!

いつもお迎えありがとう♪

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帰り道の伊予灘サービスエリアで食べた「おいり伊予柑ソフト」

そいうえばこの日はクリスマスだったのでした。

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この日の歩数は半日だったので18820歩でした。

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 長い記事にお付き合い頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

大寒のからんくるんと木の玩具  さち

 

だいかんのからんくるんときのがんぐ