つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

歩き遍路の旅6 1日目76番札所金倉寺から78番札所郷照寺まで♪

 

 

 

オオイヌノフグリ 

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お天気は曇りのち雨。

今日は草刈機での作業をしました。

除草剤では枯れない、ヒサカキを中心に攻めておりました。

寒い日だったけれど、草刈りをしていると汗びっしょりに。

それほど草刈りは過酷で危険な作業。

誰も褒めてくれないので、自分で自分を褒めてあげます♪

 

 

 

では、1月末に出発したお遍路旅6の様子をアップします。

 

歩き遍路の旅6 1日目 76番札所金倉寺から78番札所郷照寺(2020年1月31日)

午前6時に家を出て、高速を走り、善通寺の近くの中継地点に着いたのは午前9時過ぎ。

スタートは前回歩き終えた、うどん屋さん「たんたかたん」前。

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旦那くん、送ってくれてありがとう。

彼はこの後、車で一気に76番から83番までをお参りして夜には帰宅します。

 

この日は時折晴れ間ののぞく冬型のお天気。

風が吹くと寒いです。

さあ、がんばって歩きますよ♪

75番札所善通寺から76番札所金倉寺までは約4キロ、徒歩で1時間の道のりです。

善通寺の境内を通過します。

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駅の方へ向かいます。 

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善通寺市役所 尽誠学園のタレ幕あり。

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駅の近くの踏切を横断。

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街中の道路。

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ネギ畑かな?

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76番札所金倉寺 山門

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堂々とした仁王門です。

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格子が無くて像が見やすいです。

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境内には枝を切られた大木あり。

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76番札所金倉寺 本堂

礼拝。

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金倉寺は774年にこの地の豪族、和気道善が開き、当時はその名から道善寺と称していました。

その40年後にこの寺に誕生した男子、弘雄は弘法大師の姪の子で、優秀な子であったそうです。

弘雄は比叡山で修行をした後、唐に渡り、帰国後はこの寺の堂塔を建立し薬師如来を刻んで安置しました。

その後は比叡山に戻り延暦寺の5代目の座主となり、智証大師円珍天台寺門宗の祖として知られる人物となったそうです。

寺はその後醍醐天皇勅願寺となり、金倉寺と改められました。

 

朝とあって、灰は美しく整えられています。

お線香は3本。

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76番札所金倉寺 大師堂

礼拝。

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大師堂には四国霊場には珍しく、弘法大師以外にも先ほどの智証大師と、山岳修験の祖とされる神変菩薩が並び祀られています。

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白梅が咲いています。

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納経所に行くと、団体さんの山盛りの納経帳が。

この時、境内に団体さんはいなかったので、納経帳は別行動なのかもしれません。

このようなお仕事も大変ですね。

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境内にはありがたい事に休憩所がありました。

この時急に小雨もぱらついていたので、とっても助かりました。

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ここで少し早く軽めのお昼ご飯を戴きました。

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そして、境内にあるこの松は「乃木将軍妻返しの松」

明治31年に第11師団長としてこの地に赴任した乃木将軍はこの寺を仮住まいとしていましたが、赴任中に妻が訪ねてきても会うことを潔しとせず、この松の前で静子夫人が夫に会えず、思案にくれて佇んでおられたそうです。

ストイック!

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次は77番札所道隆寺へ。

76番札所金倉寺からは約4キロ、徒歩で1時間あまりの道のりです。

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麦畑の横を歩いて。

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カーブする少し細めの道を進みます。

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高架を潜って。

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神社の中の細い道です。

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ほっとする道案内の赤い矢印。

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学校がありますよ。

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ここを左。

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田んぼの横の静かな道。

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到着しました。

77番札所道隆寺 山門

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77番札所道隆寺 本堂

礼拝。

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昔この一帯は蚕の生産が盛んであり、周辺に桑畑が広がっていた事から、桑多山という山号になったそうです。

天平年間に桑畑に怪しい光が現れ、果敢に矢を放ったのは豪族の和気道隆。

しかし誤って矢は乳母に刺さり死なせてしまいます。

その乳母を弔うために道隆は桑の木で薬師如来を刻み小さなお堂を建てたのがこの寺の始まりと言われています。

その後、道隆の子で弘法大師の弟子にあたる朝祐法師が七堂伽藍を建立し、寺号を道隆寺としたそうです。

 

本堂をぐるりと取り囲むのは250体あまりのブロンズの観音像です。

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77番札所道隆寺 大師堂

礼拝。

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境内には弘法大師とお遍路の祖とされる衛門三郎の像があります。

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眼科の達人、京極左馬造公を祀った「目なおし薬師さま」も信仰が厚いそうです。

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次はこの日の最後のお寺、78番札所郷照寺へ。

77番札所道隆寺からは約7キロ、徒歩で2時間の道のりです。

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はえんえん。

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今治造船の文字。

愛媛人として少し元気をもらいました。

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金倉川を渡って。

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ここを右。

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まっすぐですね。

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横断歩道の先は右へ。

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郷照寺の看板

まだ4キロもありますね。

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なんだか都会的な街並みに。

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ドン・キホーテもある!

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道から見えてきたのは丸亀城です!

ちょこっと寄って見ましょう♪

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坂道が急でした。

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石垣の美!

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虚子の句碑あり。

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かなりの急登。ふうふう。

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二の丸には桜の木。

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あ、お花!

十月桜という桜だそうです。

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丸亀城

青空をバックに見事な佇まいです。

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なんだか宇和島城に雰囲気が似ています。

現存十二天守のうちのひとつというから歴史があり希少ですね。

ちなみに愛媛では松山城宇和島城現存十二天守なのです。

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見晴らしも良いです。

遠くに瀬戸大橋も見えます。

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風の強い日でした。

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しゃちほこと飛行機。

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寄り道は終わり。

郷照寺へ。

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土器川、珍しい名前の川ですね。

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小さな円錐形の山は讃岐富士(飯野山)。

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大きなマンション前。

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サクラートたどつ(多度津町民会館)です。

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道沿いには綺麗な葉牡丹とビオラの花壇。

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あとひといき!

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78番札所郷照寺 山門

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78番札所郷照寺 本堂

礼拝。

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厄除けうたづ大師として親しまれている郷照寺です。

創建は725年、行基阿弥陀如来像を刻んで道場寺と名付けましたが、その後弘法大師がこの地で厄除けの誓願をし、郷照寺と寺号を改めたそうです。

 

本堂の色鮮やかな花天井。

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灰からお線香の燃え残りを掬って綺麗にされているようです。

美しい光景でした。

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大師堂へ向かう石段にはお賽銭が置かれています。

厄年の人がお賽銭を一段づつ歳の数だけ置くと、ご利益があるそうです。

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78番札所郷照寺 大師堂

礼拝。

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大師堂にも花天井があります。

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小高い場所にある郷照寺からの景色。

だいぶ日が暮れてきました。

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遠くには瀬戸大橋。

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アロエの花。

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影も長〜くなってきました。

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お宿までの道を急ぎます。

これは瀬戸大橋に続くJRの高架です。

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この日のお宿「湯本さぬき瀬戸大橋温泉 せとうちそう」到着!

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暗くならないうちに着けてよかった〜。

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お部屋はシングルをとっていたのに、広めのツインのお部屋に変えてもらっていて、嬉しかったです。

なんと女性大浴場には黄色い薔薇の花が浮かんでいて、いい香り。

幸せな気分になりました。

お花の数を数えたら39輪もありました。

薔薇風呂なんて人生初かも。

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夕食のお品書き

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ほどよい量でさぬきうどんもあって、美味しかったです。

ウエイターの方が磯村勇斗くんそっくりで、心の中でジルベールと呼んでおりました(笑)

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デザートの自家製プリン

ごちそうさま。

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午後8寺からは、ホテル前をマイクロバスが出発して、瀬戸大橋の夜景ツアーに参加する事ができるのです。

それもなんと無料!

素晴らしい夜景にうっとり。

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しばらく待つと橋の中をJRのマリンライナーが通過します。f:id:sattisatisatti:20200207170948j:plain

 

感動のひとときでした。

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この日の歩数は43988歩!

丸亀城へ寄り道したせいか結構歩いていました。

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お遍路旅6 2日目につづく。。

おつきあい頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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