お天気は晴れ。
目には新緑がみずみずしく、五月の風も爽やかで、気持ちの良い一日でした。
歳時記はもう夏のページです。
今日はポンカンの苗木に水をあげたり、庭の草引きをしたりしました。
庭には数日前から2羽のホオジロがいて、ずっと賑やかに囀っています。
互いに近づいたり離れたりと、どうやら恋のかけひきをしている様子。
1羽はお顔の隈取の白黒が濃くて(左)、もう1羽(右)は薄い茶色をしています。
調べてみると、お顔の隈取の濃い方が♂のようです。
ホオジロ(♂)
ホオジロ(♀)
虫をくわえているのかな?
かわいい〜♪
ホオジロといえど、恋は単純ではないのだなあ、と思いました。
そういえば、今年はまだみかん園でホオジロ等の小鳥の巣を見つけていません。
小鳥達は木がわさわさに茂っていて、目立ちにくい場所に、上手に巣を作ります。
みかんの剪定、がんばったせいかしら(笑)
小川では大型のミヤマカワトンボの姿がぐんと増えてきました。
ミヤマカワトンボ 左(♂)、右(♀)
ミヤマカワトンボ(♂)
よく翅をぱたぱたしています。
ミヤマカワトンボ(♀)
♀の胴体は褐色で、翅の色は♂よりも幾分薄く、黒い帯のような模様もあります。
まだアサヒナカワトンボも多くいるので、河原は沢山のカワトンボで賑わっています。
アサヒナカワトンボ
サカハチチョウも綺麗でした。
その名の通り、サカハチチョウの表翅には漢字の「八」を逆さまにしたような模様があります。
まるでモザイクのような美しさ。
サカハチチョウ
ちょっと遠かったのですが、今年初のコミスジです。
コミスジ
散歩中に拾ったキリの花
綺麗にすぽんと落ちるものですね。
キリの大木を見上げてみると、やっと3分咲きくらいになっていました。
農道脇の杉林の中には、アオテンナンショウが仏炎苞を立ち上げていました。
前に紹介したムサシアブミと同じく、テンナンショウ属の仲間です。
どっしりとしたムサシアブミとは違い、すらりとした切れ長の目の男子のような涼しげな印象です。
アオテンナンショウ
蜜柑咲き初むピッコロ鳴るように さち
みかんさきそむぴっころなるように