つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

ホオジロのかけひき&増えてきたミヤマカワトンボ&涼しげなアオテンナンショウ♪

 

 

 

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お天気は晴れ。

目には新緑がみずみずしく、五月の風も爽やかで、気持ちの良い一日でした。

歳時記はもう夏のページです。

今日はポンカンの苗木に水をあげたり、庭の草引きをしたりしました。

 

 

 

 

 

庭には数日前から2羽のホオジロがいて、ずっと賑やかに囀っています。

互いに近づいたり離れたりと、どうやら恋のかけひきをしている様子。

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1羽はお顔の隈取の白黒が濃くて(左)、もう1羽(右)は薄い茶色をしています。

調べてみると、お顔の隈取の濃い方が♂のようです。

 

ホオジロ(♂)

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ホオジロ(♀)

虫をくわえているのかな?f:id:sattisatisatti:20200507164022j:plain

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かわいい〜♪

ホオジロといえど、恋は単純ではないのだなあ、と思いました。

そういえば、今年はまだみかん園でホオジロ等の小鳥の巣を見つけていません。

小鳥達は木がわさわさに茂っていて、目立ちにくい場所に、上手に巣を作ります。

みかんの剪定、がんばったせいかしら(笑)

 

 

 

 

 

小川では大型のミヤマカワトンボの姿がぐんと増えてきました。

ミヤマカワトンボ 左(♂)、右(♀)

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ミヤマカワトンボ(♂)

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よく翅をぱたぱたしています。

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ミヤマカワトンボ(♀)

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♀の胴体は褐色で、翅の色は♂よりも幾分薄く、黒い帯のような模様もあります。

まだアサヒナカワトンボも多くいるので、河原は沢山のカワトンボで賑わっています。

 

アサヒナカワトンボ

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サカハチチョウも綺麗でした。

その名の通り、サカハチチョウの表翅には漢字の「八」を逆さまにしたような模様があります。

まるでモザイクのような美しさ。

サカハチチョウ

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ちょっと遠かったのですが、今年初のコミスジです。

ミスジ

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散歩中に拾ったキリの花

綺麗にすぽんと落ちるものですね。

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キリの大木を見上げてみると、やっと3分咲きくらいになっていました。

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農道脇の杉林の中には、アオテンナンショウが仏炎苞を立ち上げていました。

前に紹介したムサシアブミと同じく、テンナンショウ属の仲間です。

どっしりとしたムサシアブミとは違い、すらりとした切れ長の目の男子のような涼しげな印象です。

アオテンナンショウ

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蜜柑咲き初むピッコロ鳴るように  さち

 

みかんさきそむぴっころなるように