お天気は晴れ。
酷暑の中、みかんの摘果作業が続いています。
長かった梅雨がようやく明けて、空にはむくむくと夏の雲。
いよいよ本格的な暑さがやってきました。
暑さ以外にも色々と困難な時期ですが、どうか皆様もご自愛下さいね。
今週は半年ぶりの歩き遍路の旅に出かけておりました。
7月27日から29日まで84番札所屋島寺から88番札所大窪寺を歩き、翌日は迎えに来た旦那くんと直島を観光し、昨夜帰宅した所です。
歩き遍路の道中は雨に降られたり、湿気と暑さの中を登ったり下ったり、結構タフな道のりではありましたが、予定通りのコースを無事歩ききる事ができました。
帰宅すると右膝がぷっくりと腫れていました。
でも痛みは無いので大丈夫。
湿布でそのうち回復するでしょう。
では、まずは直島の様子をどうぞ♪
宿泊したのはマイロッジ直島。
窓いっぱいに広がる瀬戸内海。
木のぬくもりが優しいオーク材の家具とフローリングに、心地よい寝具。
そして、このお宿にもテレビがないのです。
ゆっくりと流れる島の時間を存分に。
直島銭湯「I♡湯」
アーティスト、大竹伸朗の手がけた作品です。
マイロッジ直島からは徒歩で10分くらいの距離。
夕食後、夜の道をとことこ歩いてお湯に入りに行って来ましたよ。
お風呂の壁は白いタイルで、各所にポップな仕掛けがいっぱい。
正面上部にはイソギンチャクとタコと海女の絵。
その下にはジャングルのようなグリーン。
男湯との境の上には巨大な象がどーん!
湯船の底には古い写真や、浮世絵の春画等がコラージュしてあってなんて色っぽい事♪
思わずじいっと見入ってしまいました(笑)
私はこの日の最後のお客だったので、独りでこのぜいたくな空間を味わう事ができて感激しました。
夜の直島パビィリオン
「南京」草間彌生
ニキ・ド・サンファールのビビッドな作品たち
「シップヤード・ワークス 切断された船首」大竹伸朗
「シップヤード・ワークス 船尾と穴」大竹伸朗
「赤かぼちゃ」草間弥生
最も刺激を受けた場所は地中美術館。
全て撮影禁止です。
靴を脱いでスリッパで入る白い部屋のモネの展示は、まず巨大な睡蓮の絵が迎えてくれます。
この睡蓮はチョウトンボの翅のグラデーションのような深い青紫。
足元の四角いタイルの心地よい事。
モネの最晩年の「睡蓮」シリーズ5点。
ジェームズ・タレルの作品は光そのものを芸術としていて、靴を脱ぎ裸足で階段を登り、作品に接近していきます。
四角いスクリーンのようなものが背景とともに茜色、黄緑色、水色、と刻々と変化し続けます。
光には強弱があり、スクリーン?と背景の境界がなくなって霞の中にいるように混沌としたり、次第にくっきりと境界が現れたりするのを体感する事ができて、まるで瞑想しているような気分になります。
ウォオルター・マリアのアートスペースは階段の中程に巨大な球体が鎮座し、部屋の周囲に金箔を施した木彫が各所にに3本づつ配置されています。天窓の自然光の差し込み具合により、部屋の採光状態が変化し、球体の光り方も変化します。
作品を見終わったら地中カフェへ。
苺とブルーべリーのケーキ(ケーキは撮影可でした/笑)
五感で感じる美術館だったように思います。
直島、素晴らしかったです♪
歩き遍路の記事はまた次回の更新で♪
大荒地野菊地球を席巻す さち
おおあれちのぎくちきゅうをせっけんす