お天気は晴れ。
早生みかんの収穫時期ですが、着色基準が厳しくてまだ採れそうにありません。
今日は除草作業をしました。
では、先日のお遍路の様子を更新します♪
歩き遍路の旅15 1日目岩本寺から民宿白浜へ(2021年10月21日)
八幡浜駅を出発したのは8時12分。
いつもとは反対側の乗り場なのでホームから見る改札はなんだか新鮮な感じ。
宇和島行きの車両がやってきました。
窪川まで片道2340円! 安い!
2両目に乗ったのは私一人だけでした。
車窓から見えた宇和のマンモス。
待ち時間の間に海洋堂「ウルトラトレイン号」がやってきて停車しました!
かっこいい〜!
その後、私の乗る窪川行きの「しまんトロッコ号」がやってきました。
(専用のトロッコ車両を連結するのは休日や祭日のみ)
思いがけないツーショットに感激!
北宇和島駅を9時36分に発車。
駅を出発する度に、運転手さん達が大きな声と動作で爽やかに指差し確認をしておられて、とても素敵でした。
川沿いの景色が美しいです。
沈下橋も見えました。
途中の土佐大正駅で20分ほどの休憩時間がありました。
ここでは初代新幹線0系をイメージした「鉄道ホビートレイン号」に遭遇!
生で見たのは初めてです!
かわいい!
またまた嬉しいツーショット!
予土線って楽しい♪
そして、窪川駅に到着したのは12時6分。
前回の歩き遍路の旅14の終着点はここだったので、今回はここ窪川駅から歩き始めます。
窪川駅のすぐ近くに岩本寺がありますが、その手前で左に曲がり、国道56号に入ります。
37番札所岩本寺から、38番札所金剛福寺までは95km、徒歩で30時間の道のりとされていますが、今回はその距離を約二日半で歩く予定です。
微かに雨が降っていますが、このくらいならかっぱ無しで行く事にしましょう。
黒潮町に〜一歩!
片坂第一トンネル通過。
片坂第二トンネル通過。
気温は15℃。
ずいぶん秋らしくなってきました。
片坂第三トンネル通過。
山の中の道です。
のどかな景色。
歩いていると、ふと道沿いにおられたおじいさんに声をかけられました。
「その先の家でおじいさんがお接待をしよるから寄ってみなさいや。いいおじいさんやから。」
どうしたものかとそのお家の前を通りかかると、中から、「一休みしていかんかな?」と声がします。
ちょっとびっくりしたけれど、せっかくなので立ち寄らせて頂きましょう♪
お家の縁側には優しそうなおじいさんがおられました。
ずっと歩きのお遍路さんを待っておられるのでしょうか。
縁側のそばには冷蔵庫があって、色々な種類の飲み物が揃えてあります。
お腹のすいたお遍路さんの為にカップ麺まで準備しておられました。
「好きなものをどうぞ」と言って頂き、私は野菜ジュースを選ばせてもらいました。
ジュースは疲れた体に染み渡るようで、とても美味しかったです。
お接待のおじいさん
お話をするうちに、私が八幡浜から来たと知ると、「八幡浜には昔八十八か所の札所があったんよ。」と、こんな資料を出して見せて下さいました。
古い納経帳の御朱印のコピーです。
大黒山 豫州八幡濱 吉蔵寺
右上に微かに三十七番とあります。
八幡浜に札所があったとは初耳でした。
帰宅して調べてみると、廃仏毀釈によって荒廃していた37番札所岩本寺(先日のポップアートのお寺)は、八幡浜の豪商、大黒屋野本家に、岩本寺の本尊と納経版木を3500円で売却してしまったそうです。
そして野本家の開山した大黒山吉蔵寺(吉蔵は当主の名)が、明治から大正にかけて37番札所を名乗るようになりました。
しかしその後、宇和町にある43番明石寺の次に37番札所がある事に困惑する遍路が多くなり、また再興した岩本寺から本尊と版木の返還を求められて、裁判の結果、それらは岩本寺に返還される事となったそうです。
なるほど!
知らなかった〜。
飲み物の他にもお遍路の資料を揃えておられるようで、勉強されているのだなあと思いました。
おじいさん、お接待とお話をありがとうございました。
休憩所で荷物を下ろして。
お昼ご飯のおいなりさんを食す♪
現在地はこの辺り。
この日の宿はもう少し先の白浜海岸にあるのです。
お手洗いを探していると伊与喜駅がありました。
よかった〜。
下に見えるのはくろしお鉄道の線路。
雨は止まず、少しづつ強くなってきました。
道の駅なぶら土佐佐賀前
寄ってみたいけれど時間なし。
横浜トンネル通過。
海が見えてきました。
だいぶ薄暗くなって心細くなってきましたよ。
すっかり日の落ちた18時、ようやくこの日のお宿「民宿白浜」に到着しました。
親切なおかみさんに迎えて頂き、ほっとしました。
夕食
好きなものばっかり♪
カツオのたたきがすんごく美味しかったです。
この日の歩数は43098歩!
半日にしては中々の歩数ではないでしょうか。
雨の降る中、なんとか辿り着けました!
秋雪や尾根畳なわる果てに海 さち
しゅうせつやおねたたなわるはてにうみ