つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

歩き遍路の旅15 2日目民宿白浜(黒潮町)から民宿大岐の浜(土佐清水市)まで♪

 

 

 

間引いたにんじんの葉っぱを食べるルル。

うまいでつ

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お天気は晴れ。

今日は清美タンゴールのサンテ入れをしました。

 

 

 

嬉しかった事ふたつ。

先日の「アサギマダラのマーキング2号発見」のコメント欄に、「マル リノ」の標識者の方から書き込みを戴き、移動情報等を知る事ができました

去年の事も覚えて下さっていました。

ありがとうございます。

satti.hatenablog.com

標識者ご本人と繋がる事ができてとても感激しました。

ネットってすごいなあ。

ブログに情報を掲載して本当に良かったです。

 

それから、11月5日のNHK松山の夕方のニュース「ひめぽん」に、私の撮ったアサギマダラの動画がちょこっと出るかもしれません。

アサギマダラの乱舞の様子をスクープBOXに投稿していたのです。

多分短いカットで、ひょっとすると当日のニュースの影響でボツになってしまうかもしれませんが、もし良かったらチェックしてみて下さいませ♪

 

 

 

では、先日のお遍路2日目の様子を更新します。

 

歩き遍路の旅15 2日目38番札所金剛福寺を目指し、民宿白浜から民宿大岐の浜へ(2021年10月22日)

 

民宿白浜の朝ごはん

パンなのにうどんもついててなんだか嬉しい(笑)

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民宿白浜はお食事処でもあるので、ドライブの途中などにぜひお立ち寄り下さい。

カツオのたたきは絶品です。

 

民宿白浜を出発したのは7時20分。

あったかくてくつろげるお宿でした。

お世話になりました!

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鬼の洗濯岩風な海岸線。

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雨は上がったようです。

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海が綺麗。

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岩の上に碑?

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井の岬トンネル通過。

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伊田地区にやってきました。

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伊田トンネル通過。

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右手にはくろしお鉄道の有井川駅

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上川口地区が見えてきました。

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道から見える田んぼにはコスモスが植えてありますよ。

綺麗ですね〜。

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ちょっと遠回りしてコスモスの囲り歩きました。

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また海が、見えてきました。

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すると、、不思議な名前の駅とバス停を見つけましたよ☆

駅は「海の王迎駅(うみのおうむかええき)」

バス停は「王無の浜(おうなしのはま)」です。

f:id:sattisatisatti:20211027201155j:plain一体どんなエピソードが残されているのか気になり、帰ってから調べてみました。

この王というのは後醍醐天皇の第一皇子「尊良親王(たかよししんのう)」の事。

後醍醐朝の有力政治家として一品親王に叙されますが、1331〜1333年の元弘の乱鎌倉幕府に捕縛され、土佐国流罪となってしまいます。

その後同地からの脱出に成功した尊良親王は、九州に渡り鎮西探題を撃滅し、父(後醍醐天皇)の為に幕府打倒に向けて貢献したのでした。

つまり海から来た親王を迎えた事が、そのまま地名に繋がっていたのです。

こうして今もその地名が残っているのは、海から来た親王がいかに凛々しく、美しく、神々しかった事を物語っているのではないでしょうか。

南北朝時代の歴史物語「増鏡」によれば、尊良親王はたいそうな美男子であったと記されていて、その歩く姿に宮中の若い女官達は色めきたち、土佐国配流中でさえ「ふりがたくなまめかし」とその容姿に衰えの無かった事が描かれているそうです。

尊良親王はやがて足利軍との金ヶ崎の戦いで力尽き、27歳の若さで潔く自害して果てたそうです。

ああ、なんてドラマティックなんでしょう。

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「クジラに会える町」の看板

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少しづつ青空に。

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道の駅「ビオス大方」

ここでおやつとおつまみ購入(笑)

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ポップな自販機スポット発見♪

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タイルがかわいい。

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タイル左官工さんの経営だったんですね。

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今度はクジラの乗っかった電話ボックス発見!

黒潮町(かつての大方町)はクジラの町。

子供達が小さい頃、ホエールウォッチングをした楽しい思い出があります。

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ここはまだ国道56号。

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道沿いにはセイタカアワダチソウとススキがいっぱい。

秋も深まってきました。

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下田の口から県道42号へ入ります。

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ここの分岐を右へ。

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左は「下田の渡し」ルート。

これまでも何度か渡船に乗るルートがありましたが、歩きにこだわって橋を選んできたので、今回も右の四万十大橋ルートを目指します。

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袋がけしてある柑橘がありました。

多分小夏(ニューサマーオレンジ)ですね。

うちも昔作っていたなあ。

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もうこの辺りは四万十市のようです。

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四万十大橋に到着しました。

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流石にとても大きな橋です。

橋の途中にベンチがあって休憩できるのですが、ここでポケットに入れていた遍路地図が無い事に気づいて愕然としました!

何度も出して見ているうちに、橋の手前で落としてしまったようです。

仕方ない…あとは道標を頼りに進む事にしましょう。

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四万十川

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橋を渡った後は国道321号を行けばいいはず!

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しばらくは川沿いの道。

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大岩を過ぎた辺りで道は山手に。

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ここも321号をまっすぐに。

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四万十野鳥公園内の休憩所で一休み。

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セイタカアワダチソウも案外綺麗。

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大文字山」?

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右を見ると…これですね。

かわいい大文字山

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今から五百有余年前、京の戦乱を避けて家領の中村に下向した関白、一条教房公が京の都を模した街造りを行った名残のようです。

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足摺まで38km!

だいぶ38番札所、金剛福寺に近づいてきました。

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どんどん行きますよ。

お昼ご飯がまだだなあと思いつつ歩く。

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伊豆田トンネル通過。

なんと1620mもありました。

トンネルの中で土佐清水市に入ったようです。

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やっぱり地図が無いと心細いです。。

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看板を見ると現在地はここ。

この日のお宿は民宿「大岐の浜」です。

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もうひと踏ん張り。

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ただひたすらに歩きます。

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ロッジカメリア前。

お遍路さんの為の格安のお宿なのですが、今は休業されているようです。

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だいぶ陽が落ちてきました。

ここは鍵掛橋のあたりかな。

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民宿いさりび前。

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本当に暗くなってきたので、安全の為ヘッドランプを灯して歩きます。

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民宿くもも前。

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18時10分、ようやく民宿大岐の浜に到着しました。

優しい女将さんが迎えて下さり、ウェルカムドリンクを出して下さいました。

手作りの紫蘇ジュースでした。

ほっ。

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夕食 

お刺身が美味しかった〜♪

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この日の歩数は71988歩!

人生で最も多く歩いた日更新です(感涙)

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お月様の綺麗な夜でした。

お宿の前からは、海にキラキラと月の道が伸びていて、とても美しかったです。

この日無事に7万歩以上を歩けた事に感謝して。。

 

3日目へつづく。

 

 

 

 

 

王無の浜や背高泡立草  さち

 

おうなしのはまやせいたかあわだちそう