つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

夫の事♪








ようやく晩柑の防除も完了。

数日前が今年の蜜柑の最終出荷日でした。

真穴の園地だけはなんとか全て収穫する事ができましたが

日土は・・・・・・。。

まあ、こんな年もあります。

今年はこれでいいのです。









実は夫が体調を崩しておりました。

5月の人間ドックで食道がんが見つかり

放射線抗がん剤の治療の為(手術はしていません)

定期的に入退院を繰り返していたのです。

少し体重は減ってしまいましたが

経過はわりと順調です。

今ではようやくなんでも食べられるようになりました。

きっと良くなると思います。









そんな中でもなんとか収穫期を迎えられたのは

福岡の息子Tが愛媛と福岡を行ったり来たりしながら

農業を手伝ってくれたおかげでした。

大変だったね。

本当にありがとう。

福岡発信のアパレルブランドを立ち上げ頑張っていたTですが

この度六本木のアパレルのセレクトショップに就職が決まりました。

1月にはお引っ越しをします。









長女Hも昨年8年もの留学を終え完全帰国し

母校の講師をしながら精力的な演奏活動ができているようです。

長かった子育てもこれでやっと終わりました。

もう無理をする必要もありません。

来年は耕作地を約半分にして(それでもまだまだ多いのですが)

ゆとりを持って日々の生活を大切にしながら過ごして行きたいと思います。








思い起こせば・・・

夫の入院と実家の父の死が重なり

精神的にも体力的にも苦しい夏でした。

一人で10日もかかって黒点病の防除を終えた時は

お山で泣いた事もありました。









今年は結婚30年のアニバーサリーの年で

夫が長らく務めたJAの役職を退任した年でもあり

子育ての終わった年でもあったのです。

これから人生を楽しまなくちゃ、という矢先の出来事。

なんて意地悪な運命!と思った事もありました。

でも毎年人間ドックを受けていたからこそ

早く発見できてすぐに治療に進む事ができたのです。

今では見つけてもらって本当によかった

と思えるようになりました。









みなさん、当たり前の事ですが、検診はとても大切です。

夫の場合、何の自覚症状も無かったのです。

大切な人の為にも定期的に検診を受けて下さいね。

それも胃の検査はバリウムではなく胃カメラをお勧めします。

その方が詳細で確実な結果を得る事が出来るので。

鼻から胃カメラもありますしね♪

























井上ハルカ・サクソフォンリサイタル 
”Fluidité”: mélange et flou 流動性:混じり合うもの、ぼかし合うもの

1月22日14時30分開場、15時開演   大阪大学会館 Osaka University Hall

音楽教育の世界最高峰パリ国立高等音楽院で古典から現代音楽まで幅広く学び、IRCAM:フランス電子音楽作曲の牙城でのサクソフォンと電子音響のコラボレーションなど多方面での活動を行う井上ハルカさんのエネルギッシュなソロリサイタルです。近代作品から現代作品までたっぷりお楽しみください。



プログラム
クロード・ドビュッシー管弦楽とアルトサクソフォンのための「ラプソディー」(ピアノ伴奏版)
バンジャマン・アタイール/ソプラノサクソフォンとピアノのための「Coïneidences」「日本初演
アンドレ・カプレ/アルトサクソフォン管弦楽のための「伝説」(ピアノ伴奏版)
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ステファノ・ジェルヴァゾーニ/ソプラノサクソフォン独奏のための「Phanes II」
モーリス・ラヴェル/「ソナチネ」(ダヴィッド・ワルター編曲版)
田中カレン/アルトサクソフォンとエレクトロニクスのための「ナイト・バード」
アンドレ・ジョリヴェ/ソプラノサクソフォンとピアノのための「リノスの歌」



大阪大学会館は豊中にあります。

私も行く予定です。

お近くの方はぜひ♪












大年のキャタピラの泥蹴り落とす  さち



おおどしのきゃたぴらのどろけりおとす