つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

歩き遍路の旅13 3日目31番札所竹林寺から34番札所種間寺♪

 

 

 

オクラ

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お天気は曇り。

昨日梅の土用干しが終わっていてよかったです。

今日もみかんの摘果です。

 

 

 

それでは先日のお遍路最終日の様子をどうぞ♪

 

歩き遍路の旅13 3日目31番札所竹林寺から34番札所種間寺(2021年7月21日) 

 

この日も晴れ。

ホテルセリーズを元気に出発!(朝から低音サウナも堪能)

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道沿いのコンビニでヨーグルトと昆布おむすびの朝ごはん。

わかめおむすびはリュックへ。

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右手には何度か訪れたことのある、高知県立美術館。

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正面の小高い山が竹林寺のある五台山です。

30番札所善楽寺から31番札所竹林寺へは、約6km、徒歩で2時間の道のりです。

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街路樹のクマゼミがシャンシャンシャン!

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五台山へは山の左手から登ります。

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民家の間の細い道を抜けて、

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急勾配の遍路道へ。

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木陰は嬉しいけれど、鬱蒼とした道。

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ここから遍路道は、牧野植物園の敷地に入ります。

お遍路さんは植物園の開園時間に関係なく、無料で園内を通過する事ができるのです。

ありがたやありがたや。

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すると、美しいナガサキアゲハ(♀)がひらりと飛んできてくれました。

ナガサキアゲハは尾状突起を持たない大型の揚羽です。

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牧野植物園内

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アジサイオニユリ

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ヒツジグサの看板にシオカラトンボ

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植物園内を無事通過。

この扉を自分で開閉して園外へ出ます。

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牧野植物園のすぐお隣が竹林寺

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到着しました。

31番札所竹林寺 山門

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金剛力士像はかなり古そうですが、勢いに満ちています。

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大きな手のひらが力強し!

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緑に囲まれた石段を登ります。

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境内に入ると朱塗りの五重塔が目を引きます。

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1980年に再建されたものですが、高知では唯一の五重塔です。

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31番札所竹林寺 本堂

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竹林寺は724年、聖武天皇の詔によって、行基文殊菩薩を安置して開創しました。現在の本堂と大師堂は1644年に、土佐藩山内忠義によって建立された室町様式の建物で国の重要文化財となっています。藤原期から鎌倉期の仏像が並ぶ宝物館や名勝庭園もあり、観光客で賑わう寺院です。

 

31番札所竹林寺 大師堂

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財前童子

f:id:sattisatisatti:20210730085755j:plain財前童子文殊菩薩の侍者の一人で、様々な分野の達人である53人を訪ねて善知識を開き、悟りの世界に開眼したそうです。

頭を撫でると徳を授かるそうですよ。

私もなでなでさせてもらいました。

 

境内の休憩所

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お接待のお菓子がありました。

どれにしようかな。

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竹林寺になじみ深いお菓子「かんざし」を選びました。

ありがとうございます。

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竹林寺は「よさこい節」で歌われている、はりまや橋でかんざしを買ったお坊さんこと、純信がいたお寺です。江戸時代は僧が女性と交際するのは厳禁で、駆け落ちした二人はやがて捕えられ、追放刑を受けたという悲恋のエピソードが伝えられています。。

 

 

参拝を終えて、次の札所へ。

この日は四ヶ寺を巡る予定なので忙しくなりそうです。

五台山を下ろうとすると、地元の方らしきおじいさんが

この道はマムシがおるけん気をつけなさい 道の端やのうて真ん中を歩くといいわい

と教えて下さいました。

ありがとうございます。ドキドキ!

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31番札所竹林寺から32番札所禅師峰寺へは約6km、徒歩で1時間20分の道のりです。

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下田川に沿った道です。

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橋を渡って南の方へ。

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五台山を振り返ってみると、山の天辺に竹林寺五重塔が見えました。

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禅師峰寺まで2、9km。

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田んぼと青空が綺麗。

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禅師峰寺まで2、4km。

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石土トンネル通過。

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トンネルを出て右へ。

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大きな池(石土池)の手前にあった休憩所で一休み。

すると、自転車に乗ったおばあさんが通り過ぎる時に

ゆっくりがんばってください〜

にこにこのお顔で声をかけて下さいました。

優しい言葉が嬉しかったです。

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さっき竹林寺でもらった「かんざし」を戴くとしましょう。

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お菓子はアルミホイルに包まれていて、開くとかんざしの模様があって可愛らしいです。

中には白餡が入っていて、和風フィナンシェという感じ。

とっても美味しかったです。

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石土池に沿った水路にはホテイソウがいっぱい!

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ちょうどお花が咲いていて、トンボが飛び交っていました。

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禅師峰寺まであと少し。

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登りの遍路道の入り口にはまたこの看板!ひい〜。

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急な石段の先に山門が見えてきましたよ。(11時15分)

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32番札所禅師峰寺 山門

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32番札所禅師峰寺 本堂

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32番札所禅師峰寺 大師堂

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禅師峰寺土佐湾を望む峰山の山上にあり、地元の人々からは峰みねじ)の通称で親しまれています。起源は奈良時代に遡り、聖武天皇の詔によって土佐沖を航行する船の安全を願って行基が堂宇を建てたのが始まりです。ここは弘法大師が虚空蔵求聞持法という、無限の記憶力を身につける為の修行を行なった場所とされています。

 

遥か彼方には桂浜や浦戸大橋まで見渡す事ができます!

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素晴らしい景色を見ながら朝買ったわかめおむすびを食す。

うま〜。

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参拝を終えて峰山を下ります。

周囲は竹林に囲まれているのですが、その上を沢山のトンボが飛んでいました。

なんだか私の大好きなチョウトンボのようにも見えました。

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32番札所禅師峰寺から33番札所雪蹊寺までは、種ケ崎渡船場までが6km、徒歩で1時間20分、渡船を利用して、更に対岸の梶ケ浦渡船場から雪蹊寺までは1、4km。徒歩で25分の道のりです。

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歩き遍路のガイドブックにも普通に渡船を利用するように書いてありますが、歩きで繋いできた遍路道の途中で、船に乗ってもいいものかとずっと悩んでおりました。

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とりあえず渡船場まで行ってみる事に。

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この日も暑さが厳しいです。

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遍路道には船着場への道のりが記してあります。

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でも、渡船を利用しない方法がありました。

桂浜に向かう浦戸大橋を渡れば、やや遠回りではありますが雪蹊寺に行く事ができるのです。

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でも、昔は浦戸大橋は無かったのだし、渡船を使う事をそう深く考える事はないのかもしれません。

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どうしたものか悩みつつ歩く。

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船場が近づいてきました。

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県営渡船種崎待合所(渡船は無料です。三津の渡しのようなものですね。)

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この時点で13時30分。

船の出発までは40分も待つ事になるようです。

よ〜し、渡船はやめて歩いて浦戸大橋を渡る事にしましょう。

やはり、歩きにこだわる事に決めました。

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少し引き返して浦戸大橋の入り口へ。

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この橋は高い場所でアーチ状になっているので、車で通過する時にも少しハラハラします。

それに歩道がとても狭く、すぐ横をビュンビュン車が走っていて、とても危険。

ここを歩くのにはかなりの勇気がいりました。

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杖を前に持ちながらできるだけ細くなって歩きます(笑)

下を見ると歩けなくなりそうだったので、ひたすら前だけを見て進む!

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無事浦戸大橋を通過。ほっ。。

がんばりました!

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太平洋です。

桂浜はこの左の方になります。

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土佐海岸を見ながらひたすら歩きます。

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波と戯れている若者達

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遠くに見えるパラソルは高知名物アイスクリン屋さんですね。

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アイスクリン4色4段重ね!

防波堤に座って食べていると、いいサクラになったみたい(笑)

f:id:sattisatisatti:20210801074351j:plainこれまで食べたアイスクリンの中で間違いなく一番の美味しさでした!

 

アイスクリン屋のおばさんにすんごく美味しかったです〜と声をかけると、おばさんもにっこり♪

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また雪蹊寺を目指して歩きます。

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渡船を利用しなかったのと、やや遠回りの道を進む事になったので、予定よりだいぶ時間がかかってしまったようです。

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この日は雪蹊寺の次の種間寺まで歩く予定なのですが、ひょっとすると無理かもしれない、と思い始めていました。

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雪蹊寺が見えてきました。

山門はなくて石柱があるようです。

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33番札所雪蹊寺 本堂

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33番札所雪蹊寺 大師堂

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雪蹊寺延暦年間に弘法大師によって開かれ、鎌倉時代には仏師の運慶が訪れたとされ、一時期運慶寺と名乗った事もあったそうです。その後寺は荒廃し、老僧の幽霊が出没するようになりましたが、寺を訪れた月峰和尚が幽霊を成仏させてやりました。それを聞いた長宗我部元親が、月峰和尚を住職としてこの寺を復興させたそうです。その後寺号は元親の法号「雪蹊恕三大禅定門居士」にちなんで、雪蹊寺と改められました。

 

参拝を終えて、今回の旅の最後の札所、種間寺へと向かいます。

33番札所雪蹊寺から34番札所種間寺へは、約7km、徒歩で2時間40分の道のりとされています。

この時点ですでに16時前。

はたして残り1時間で7kmを歩く事ができるのでしょうか!

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納経所の閉まるのは17時。

きっと無理ですね。

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でも、行けるところまで行ってみましょう。

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道中の写真を撮るために、ほんの数秒止まるのも惜しいほどせっせと歩きます。

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のどかな田園地帯ですが、必死に競歩ぎみに歩く(笑)

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無理?いや行ける!やっぱり無理、と頭の中でぐるぐる。

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旦那くんは朝家を出発して高速を走り、私が三日かけて参拝した七ヶ寺をお参りして、最後の種間寺で出会う予定です。

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この水路沿いの道がずっと種間寺まで続きます。

はあはあ。。

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ふうふういいながら種間寺に到着したのは…17時2分前!!!

やった、間に合った!(涙)

参拝は後にして、納経所へ駆け込み御朱印を戴くと、キンコ〜ンと17時の時報

ほっと力が抜けました。。

 

34番札所種間寺 本堂

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種間寺弘法大師が唐から持ち帰った五穀の種を蒔いたという伝承から名付けられたそうです。用水路に沿った遍路道に続くこの寺はそんな寺号にふさわしい気がします。この寺には子育観音がある観音堂があり、古くから安産にご利益があるとされています。

 

34番札所種間寺 大師堂

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大師堂では一足先に来ていた旦那くんが参拝中でした。

お互いなんとか種間寺まで来る事ができてよかったです。

渡船を利用しなかった事で、かなりハードな道のりでしたが、最後まで諦めなくて本当によかったです。

荷物を背負いながら最後の1時間で7キロを歩けたのは奇跡のような気がします。

また何かに守ってもらっているのを感じました。

ありがとうございます。

合掌。。

 

種間寺境内の見事な松!

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旦那くん、お迎えありがとう。

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次回はここ、種間寺から歩き始めますよ♪

 

この日の歩数は52265歩!

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 とても長い記事を読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白髪となりし名馬や夕涼し  さち

 

はくはつとなりしめいばやゆうすずし