お天気は曇り。
未明のうちにこの冬初めての(もう立春を過ぎていますが)雪が降りました。
我が家の庭で積雪は3センチくらいです。
雪の中、いつものウォーキングに行くと…
新聞配達の方の車の跡。
こちらはうさぎの足跡。
うっすら雪景色のお向かいの地区。
雪を踏む音のオノマトペは?
では歩き遍路の旅6 3日目の様子を更新します。
先日の旅の最後の記事になります。
歩き遍路の旅6 3日目81番札所白峯寺から83番札所一宮寺(2020年2月2日)
「白峰温泉ニューサンピア」の朝ごはんはバイキング。
景色の良い展望レストランにて。
ニューサンピア、お世話になりました。
宿泊料金は前日宿泊したせとうちそうのほぼ倍でしたが、五色台白峰山山上という絶景の立地と、本格的な炭酸水素塩泉の温泉の泉質を思うと、その価値はあるような気がします。
81番札所白峯寺山門
七つの瓦屋根が段差をつけて連なる独特の形式の山門は「七棟門」といいます。
境内では青島みかんが売られていましたよ。
81番札所白峯寺 本堂
礼拝。
白峯寺は瀬戸内を臨む五色台の白峰にあり、創建は815年、弘法大師が山頂に数珠を埋め一堂を建立したのが始まりで、のちに智証大師(弘法大師の姪の子)がこの地を訪れ、千手観世音菩薩を刻んで本尊としたそうです。
81番札所白峯寺 大師堂
礼拝。
敷地内には保元の乱で敗れ、非業の死を遂げた崇徳院の御陵所である頓証寺殿があります。
寺殿を守るように立つのは、日本八天狗の一狗、相模坊大権現の像。
その法力、神通力により、山伏の大先達として祭祠されました。
白峯寺をあとにして、前日歩いてきた道を十九丁の三叉路まで引き返します。
81番札所白峯寺から82番札所根来寺は、約6キロ、徒歩でおよそ1時間45分の道のりです。
再び自衛隊演習場前
前日通過した「十九丁」までやってきました。
根来寺方面へ歩きます。
広い道路に出たと思ったら…
また細い遍路道へ。
看板がかわいい。
どんどん歩きますよ。
到着しました。
82番札所根来寺 山門
山門から本堂までは大きなすり鉢状の道になっていて、大きく下ったあとは…
大きく上ります。
82番札所根来寺 本堂
本堂へはまっすぐに行く事はできなくて、このような回廊を通って進みます。
礼拝。
根来寺の創建は弘仁年間で、弘法大師が唐に渡る前に海路の安全を祈願して、五大明王を祀る花蔵院を建立したのが始まりとされています。
その後智証大師(弘法大師の姪の子)が千手院を建立し、霊木で千手観音像を刻んで安置しました。
その後二院を合わせた時に、霊木の根株が香りを放っていたことから、根来寺という寺名になったのだそうです。
82番札所根来寺 大師堂
礼拝。
境内のベンチで軽くおやつを戴いて一休み。
根来寺は牛鬼伝説の寺としても知られています。
その昔、根来寺のある青峰山に住み着いた鬼を、弓の名人、山田高清が射止めました。
その死骸は額に角があり、腕と胴体の間にコウモリのような皮膜のある異形の生き物だったそうです。
高清は鬼の角を切り取って根来寺に奉納しその菩提を弔いました。
根来寺にはその時の角が今も残っているそうです。(非公開)
さあ、次は83番札所一宮寺へ。
82番札所根来寺からは約15キロ、徒歩で3時間45分の道のりです。
根来寺のすぐ上にあったお遍路さんの休憩所
少しだけ戴く事に。
ありがとうございました。
日のあたる遍路道を進みます。
このあたりにはまったく道しるべがなくてちょっと不安に。
しかも、道にはどんどん笹が茂ってきます。
笹は両側から茂っていて、このあたりになると、もう「分け入る」というような雰囲気に。
遍路道を維持するのは難しく、地元の方々のお力の賜物なんですね。
わな!ひ〜!
ようやく道路に出ました。
遍路道は近道の時もあります。
枝のトンネル♪
道しるべにほっとします。
広い道路へ。
菜の花がきれい。
太陽熱の発電所のよう。
交通量は少なくて歩きやすい道です。
なんだか遠くに街が見えてきましたよ。
見事な紅梅です。
おやおや、木がいっぱい!
あっちにも。
こっちにも。
この辺りは盆栽や造園がとても盛んなようです。
踏切を通過して。
どんどん歩きます。
やがて川沿いの道に出ました。
広い河川敷ではサッカーをしています。
川に沿ってまっすぐ進みます。
河川敷には清潔なお手洗いもありました。
橋を渡ると…
もうすぐですね。
ついに今回の旅の最終地点、83番札所一宮寺に到着しました。
結構本気でがんばりました。
こちらは駐車場側の小さい山門です。
お大師様?の手水鉢です。
なんだかかわいらしいです。
83番札所一宮寺 山門
83番札所一宮寺 本堂
礼拝。
一宮寺の創建は大宝年間とされ、法相宗の高僧義淵によって開かれました。
当初の寺名は大宝院でしたが、その後創建された田村神社の別当寺となった事から一宮寺と改められました。
義淵の弟子である行基が別当を務め堂宇を修復しましたが、大同年間に弘法大師が聖観世音菩薩を刻んで本尊とし、真言宗に改宗したとされています。
83番札所一宮寺 大師堂
礼拝。
境内にある三基の宝塔は一宮御陵と呼ばれ、五十狭芹彦命とその姉の百襲姫命、二人の父にあたる孝霊天皇を供養しています。
地獄の釜の音が聞こえるという薬師如来石堂。
午後3時、一宮寺の駐車場にお迎えの旦那くん到着!
おつかれさま。
次回はここから歩き始めます。
この日はこの後、栗林公園などを観光したのですが、万歩計はお遍路歩き終わりの歩数です。
この日の歩数は38356歩でした!
ありがとうございました。
寒明の光とぅるとぅると蜂蜜 さち
かんあけのひかりとぅるとぅるとはちみつ