つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

おすすめの一冊、北村薫「八月の六日間」♪





今日も朝ざっと雨が降って、日中は蒸し蒸しとしたいやなお天気。

なかなか防除の続きができません。






本日読破したのはこの本

とてもおすすめのいい本です。

八月の六日間

八月の六日間

主人公は文芸誌の編集部で働く、40歳目前の女性。
仕事では上司と部下の調整役で心を擦り減らし
私生活では別れた男の事をずっと引きずっている。
そんな人生の不調が重なったときに、山歩きの魅力に出逢った。
四季折々の山の美しさ、恐ろしさ、様々な人との一期一会。
いくつもの偶然の巡り会いを経て、次第に彼女の心はほどけていく。






私はというと・・

2年前、ザックと靴を準備して石鎚に登る計画を立てていたのに

前日になって急に膝を痛めてしまい断念。。

今年の春は由布岳に登るはずだったのに、急遽お葬式でキャンセル!

つくづく山運の無い私。

まるで、山には行くな!と言われているような気さえします。

そんな私でも、むくむくと山に登りたくなる気分にさせてくれる本です。



四季折々の名峰の景色と共に描かれる

苦しみながらも逞しく成長していく主人公。

がんばり過ぎて疲れている人には癒しの一冊となるでしょう。



主人公がザックに詰めるおやつの中に出てくるのが

じゃがりこチーズ、チーズかまぼこ、フィナンシェ、「品川巻き」。

はて、品川巻きって何?と思って調べてみると

亀田の海苔ピーパックのピーナツ抜きのおかきみたいなものだと判明!



よ〜し!今度山に登るチャンスがあったら

じゃがりこチーズと海苔ピーパックとハーシーのキスチョコを持って行こう♪











お花畑や恐竜の背を越えて  さち