つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

歩き遍路の旅14 2日目36番札所青龍寺♪

 

 

 

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お天気は曇りのち雨のち晴れ。

ウォーキング中に拾った山栗でポッケはぎうぎう。

今朝、この秋初めて金木犀の香りがしました。

秋ですね〜。

 

 

 

では先日のお遍路旅の2日目の様子をどうぞ♪

 

歩き遍路の旅14 2日目36番札所青龍寺(2021年9月14日)

 

宿泊した三陽荘はお遍路さんの利用が多いらしく、階段の踊り場にこのような祭壇がありました。

朝8時、祭壇をお参りしてお宿をチェックアウト。

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この日は本降りの雨。

滅多に着ないカッパを着て出発です。

私のカッパは袖のあるポンチョ式のもので、帽子やリュックの上からすっぽりと被れて、背中にある「南無大師遍照金剛」の文字が車のライトできらりと光る優れもの(笑)

着ると、大きなてるてる坊主になったみたいですが、この際格好悪いなんて言ってられませんよ。

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三陽荘の前は大きな砂浜があります。

青龍寺へは歩いて15分くらいです。

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明徳義塾高竜国際キャンパスの手前を右に入ります。

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雨は結構降っています。

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左手には湿地のような池あり。

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濡れながら咲くフヨウ。

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到着しました。

36番札所青龍寺 山門

仁王門ですが、金網の目が細かくて金剛力士像の撮影はできませんでした。

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更に石段は続きます。

滑らないように、ゆっくりゆっくり。

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石段の途中に龍の手水鉢あり。

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境内に着きました。

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36番札所青龍寺 本堂

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見事な龍の彫刻を見上げつつも、雨が激しい。

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36番札所青龍寺 大師堂

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青龍寺弘法大師が唐での修行中に師事した経過阿闍梨の寺、青龍寺から寺号を戴いたという由緒ある名称です。

かつて唐での修行を終えた弘法大師が帰国にあたり、独古杵を東の空に投げ「有縁の地にとどまりたまえ」と祈りました。

やがて日本へ戻る船が暴風雨に襲われますが、不動明王が現れ嵐を沈め、無事に帰国する事ができました。

その後大師が四国を巡っていた時に、この地で自らの投じた独古杵を発見し、神仏の加護に感謝して不動明王を刻み、この寺の本尊としたそうです。

これらのエピソードから、青龍寺海上安全の波切不動として漁民をはじめ多くの信仰を集めてきました。

 

雨の中の不動明王

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参拝を終えて石段を下ります。

右手に見えるのは朱塗りの三重塔。

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その後は土佐横波黒潮ラインを、須崎に向かってひたすら西へ進みます。

36番札所青龍寺から37番札所岩本寺へは約60km、徒歩で18時間の道のりとされています。

今回の旅の終点は、明日の岩本寺

夕方に発車する予土線窪川駅を出発して八幡浜駅まで帰ります

今回は巡るお寺の数が少ないのと、ちょうど旅の終点に窪川駅がある事から、お迎えなしで一人で帰る事にしました。

旦那君は次回の旅の時に、35番から37番も一緒に参拝してもらう事にしましょう。

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左は太平洋、右には入り組んだ浦ノ内湾があるのですが、歩き遍路の人でも長い黒潮ラインを避けて、渡船で浦ノ内湾を渡る人も多いようです。

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途中でリゾートホテル「ヴィラサントリーニ」の下を通過。

晴れた日ならちょっと泊まってみたいかも♪(結構お高いです)

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須崎市へ〜一歩!

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霧に煙る太平洋。

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雨は延々降り続きます。

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道中で野犬4頭と遭遇!

少し怖かったけれど、犬達は遠巻きに逃げていきました。

みんな芝系の可愛らしいわんちゃんでしたが、うち2頭は怪我をしていたらしく、ぴょんぴょん跳ねるように歩いていました。

かわいそうに。。

兄弟一緒に捨てられたのかと思うと、悲しいですが、どうすることもできませんでした。

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ターナー島みたい。

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武市半平太の像がありました。

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太平洋に向かって立っています。

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桂浜の龍馬像と室戸の中岡慎太郎像は有名ですね。

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右は浦ノ内湾です。

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しんじょう君が「ようこそカヌー場へ」と案内しています。

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敷地内にはドラゴンカヌーの練習場がありました。

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歴史を感じる看板通り山手の方へ。

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鳥坂トンネル通過。

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奥の山には霧が。

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ヘンロ小屋の休憩所がありました。

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ここは泊まっても良い休憩所みたいです。

ヘンロ小屋ノートがありました。

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ノートを開いてみると、なんと外国語の文字ばかり!

コロナ前は外国人のお遍路さんがとても多かったのですね。

そういえば、私も松山を歩いた頃は、スペイン人の若者グループや、アメリカからの紳士等、沢山の海外の人にお接待所でお会いしたのを思い出しました。

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私も感謝の言葉と一句をノートに記しました。

雨の日とはいえ、腰をおろして休める場所があるのは、とてもありがたい事です。

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工場萌え♪

住友大阪のセメント工場のようでした。

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城山トンネル通過

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また歩道の無いトンネル?と思ったら。。

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右側に歩道トンネルあり。須崎歩道トンネル通過。

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そして…17時前、この日のお宿、ビジネスホテルマルトミに到着しました!

古いアパートをそのままホテルにしたようなお宿です。

錆びた階段、ひび割れた窓ガラス等、「ボロ宿紀行」に出てきそうなツッコミ所いっぱいのお宿でしたが、お隣がスーパーフジという立地の良さと、何より料金が安い(4500円)のは魅力!

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清潔なお布団があればそれでいいの!

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フジで買ってきた夕食。

ランチを食べる余裕が無かったので、天ぷらも食べちゃおうっと♪

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部屋にカッパを干して一安心。

翌日も雨の予報でした。

 

この日の歩数は50501歩!

雨の中の行脚だったせいか、もっともっと歩いた気がしました。

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長い記事を読んで頂きありがとうございます。

歩き遍路の旅14 3日目につづく。。

 

 

 

 

 

十六夜海のうねりのサクソフォン  さち

 

じゅうろくやうみのうねりのさくそふぉん