お天気は晴れのち時々雨。
家に来る揚羽の中ではとても珍しい種類です。
時折雨は降っていますが、外は静かです。
嵐の前の静けさでしょうか。
それでは8月末のお遍路記事の続きを更新します。
歩き遍路の旅8 2日目白鳥温泉から1番札所霊山寺への道(2020年8月25日)
白鳥温泉の朝風呂に入った後は、充実した朝ごはんを戴きました。
ごちそうさま。
とってもいい温泉でした。
白鳥温泉を出発したのは午前8時半。
この日もいいお天気です。
白いワンちゃんに激しく吠えられちゃいました。
道沿いには田んぼ。
米どころなんですね。
ここを右へ。
気温がぐんぐん上がってきました。
自販機みっけ♪
リュックにペットボトルは入っているけれど、この時期は冷たいのがいいですね。
そばには福栄小学校。
この春廃校になったばかりのようです。
バス停「近森」
日ざしが強いです。
影のある神社の境内で一休み。
どんどん行きますよ。
稲刈りが終わっている田んぼもありますね。
センニンソウかしら。
木の影がうれしい。
道沿いのゴミの多さが気になりました。
東へ東へ。
どんどん行きますよ。
のどかな風景。
稲刈り中、お疲れ様です!
海が近づいてきたみたい。
河口ですね。
島が見えます。
クズで覆い尽くされた河川敷。
道もクズに侵食されそうです。
サギのコロニーもあるみたいです。
踏切を渡ると。。
海沿いの道に出ました。
この辺りは引田という地域です。
影ひとつない道。
どこかで休憩したいなあと思うけれど、公園もコンビニも見当たりません。
おや!なんだか素敵なお店。
「羽根さぬき本舗」 和三盆のお店ですね。
和三盆といえば徳島の名産品。
よ〜し、入ってみましょう。
歴史を感じる店内です。
「よかったらお茶をどうぞ♪」とお店の奥へ案内され、涼しい店内でお茶と和三盆のお接待をして戴きました。
ありがたやありがたや。
なんて美しい和三盆でしょう。
抹茶の和三盆はふわんと口中でとろけます。
朝顔の和三盆はちょっと堅めのらくがん風。
疲れた体に優しい甘さが染み渡ります。
季節感にあふれた様々な和三盆でいっぱいのお店。
綺麗ですね〜。
キャラものもあるみたい。
私は「月」や「菊」をモチーフにしたお気に入りの和三盆を購入。
お手洗いもお借りして、さあ出発!
すると、お店の方が「お遍路の途中で召し上がってください」と、羽根さぬきを4個下さったのです。
温かいお心遣いに感激しました。
和三盆の老舗「羽根さぬき本舗」、とっても素晴らしいお店でした。
今度は海から山の方へ。
大阪峠越えの道へ。
ここは右。
古くからある遍路道のようです。
道幅は結構広いです。
登山道みたい。
大阪峠道は明治時代に改修されて広くなり、阿波の物流に貢献したそうです。
ひらけた場所から見えた海。
石畳のあるところもあります。
文化庁選定歴史の道百選!
県境、ここから徳島です。
まだまだ登ります。
この辺りが峠になるのかな。
鉄塔の真下です。
この辺りから下りに。
木のトンネル。
やがて、道路に出ました。
左下にまだ遍路道は続くのですが、かなりの急傾斜だったので、膝への負担を考えて道路を行く事に。
緩やかな道路を延々と下ります。
この辺りで霊山寺まで残り10、8キロ!
まだまだ先は長いです。
車も人もあまり通りません。
頑張って歩きます。
クサギが咲いています。
遍路地図を見ると、そろそろ未舗装の道に入るはずなのですが。。
地図のできた後に舗装されたのかな?なんて思いながら下っていましたが、どうも変!
だって鉄道の音が近づいてきたんですもの。
高徳線です。
まずい!
この遍路地図中央部分の分岐を見落として、左上のあわおおみや付近まで来てしまったようです。(正しいルートは左下の道)
この道を行くと、1番札所霊山寺ではなく3番札所金泉寺方面へ行ってしまいます。
金泉寺経由では2、3時間余計に歩かなくてはなりません。
分岐地点まで戻らなくては!
汗をかきかき上り道を必死で戻ります。
やがて、、分岐地点がありました! ここを右へ。
左の道を降りてきて、あまりにヘアピン的な分岐だったので見落としてしまったようです。
なんとか非舗装路まで来ました。
ミヤマアカネががんばれと言ってくれてます。
日が傾いて影が長〜くなってきました。
だんだん道も薄暗く。
この時点で午後6時。
宿にチェックインが遅れる事を電話します。
暗くなってきた山道。
心細くなって、お接待で戴いたポケットの和三盆を口の中へ。
おいしい。。
よ〜し、がんばろう!
道の駅鳴門ドイツ館
ばんどうドイツ橋
ようやく1番札所霊山寺付近に到着。
この長い土塀は霊山寺のものです。
この日のお宿は霊山寺のお隣にある「大鳥居苑」です。
到着したのは午後7時。
白鳥温泉からここまで、およそ10時間を歩ききりました。
万歩計をつけていなかったので歩数は分かりませんが、30〜40Kmは歩いたのではないかしら。
道中迷いましたが、無事にお宿に辿り着けて本当によかったです。
何かに守ってもらっているのを感じました。
ありがとうございました。
思うのは夜雨の秋の蝶のこと さち
おもうのはよさめのあきのちょうのこと