遍路道のガマズミ
お天気は雨。
今、浴室を工事中の為「みなと湯」に通っています。
黒湯というけれど、さほど黒くはないみたい。
この頃はサウナにも入れるような強者になれたのが嬉しい(笑)
では先日のお遍路の様子をどうぞ。
歩き遍路の旅11 1日目22番平等寺(2021年5月30日)
八幡浜駅をJRの始発で出発します。
旅の中継地点へ行くのに、四国で最も遠いのが今回だと思います。
高松前、徳島前で車掌さんが特急券の回収をされるのですが、徳島前で車掌さんに残った切符を見せると、「この切符には特急券がありません。」と言われ、新たに1200円を支払う事になったのでした。
朝、八幡浜駅で桑野行きの切符を買うのに10170円も払ったのに、おかしいなあと思っていたら、後ほどまた車掌さんが来られて、「高松行きの係員に問い合わせた所、間違って徳島分の特急券まで回収していた事が確認できました。申し訳ありません。」と謝ってくださったのでした。
丁寧な対応だったと思います。
よかったよかった。
桑野駅に到着したのは12時40分。
桑野駅でお手洗いを済ませて出発しようとしたのに、トイレが閉鎖されていたのにはショック!(汗)
ここから前回歩き終えた山口阿南郵便局方面へバスが出ているのですが、待ち時間が100分もあるし、地図を見るとそう遠くはなさそうだったので、そこまで歩いてみる事にしました。
何もない道をトイレを探しつつ歩く(笑)
パン屋さんがありました!
お手洗いをお借りして、コーヒーフロートを注文してテラス席で一休み。
ふう〜。
ありがとうございました。
1時間弱くらいで、前回歩き終えた阿南山口郵便局に到着しました。
これからがいよいよ歩き遍路の本番です。
しゅっぱ〜つ!
四国中に広がっているんですね。
21番札所太龍寺から22番平等寺へは11、5kmあるのですが、阿南山口郵便局でその三分のニくらいは来ているので、残りは4キロ程かと思います。
暑い日でした。
ああ、この青臭い匂いは。。
栗の花ですね。
道中栗の木が多かったです。
「たんぼのがっこう」とあります。
真っ直ぐの田圃沿いの道。
右に入ってすぐが平等寺のよう。
22番札所平等寺 山門
朱塗りの金剛力士像はマスク姿?
梵字が興醒め感を少し和らげてくれているよう。
緑に包まれた本堂は石段の上。
22番札所平等寺 本堂
かつて弘法大師がこの地で厄除け祈願を行った時に、薬師如来の霊感を感じ、錫杖で地面を掘った時に霊泉が沸き上がりました。
その後大師がこの水で沐浴をした後に、泉の水を用いて祈祷を行った事が、白水山という山号の由来となったそうです。
その霊泉がこちら。
本堂から見下ろした町(新野町秋山)
22番札所平等寺 大師堂
御本尊の薬師如来は人々を病の苦しみから救ってくれる仏様ですが、ここの薬師様は特に健脚に霊験あらたかとされています。
さあ、お参りを終えて宿のある海部郡美波町へ向かいます。
快晴!
たんぼ多し。
なんと素敵な名前のバス停がありました。
「月夜下」
まるで虚の世界へ連れて行ってくれそうですね。
その次のバス停は「月夜」
これもいいですね。
寂しい山の中の道を通過。
広い道へ合流。
55号へ。
この日初トンネル。
鉦打トンネル
歩道にガードがあって安心。
トンネルを出るとすぐにお遍路さんの休憩所あり。
一休みしました。
遍路小屋ノートに一句したためたりなんかして。
すぐにまたトンネルが。
福井トンネル
薬王寺まで15kmの看板。
ちなみに22番平等寺から23番薬王寺までは約21km、徒歩で7時間の道のりです。
この日はその途中で宿をとっています。
55号を離れ宿のある海沿いの道へ。
ここを右。
薬王寺まで13kmになりました。
お宿は田井ノ浜海岸のすぐそばです。
美波町へ〜一歩!
由岐坂トンネル
「カニに注意」の看板発見!
これは珍しい!
6月から9月にはアカテガニが海岸に向かって大移動をするそうです。
潰さないよう見守ってあげたいですね。
何だろう?
この日泊まるお宿の看板発見!
看板の古さに少し不安がよぎります(笑)
あと一息。
ちょうど18時、民宿「明山荘」に到着しました。
民宿なので民家のようなところを想像していたけれど、なかなか立派なお宿です。
すぐ近くには田井ノ浜。
夜もずうっと波の音が響いていました。
この日の歩数は34457歩。
半日にしてはかなり歩いたと思います。
宿泊した明山荘の夕食はとても豪華で美味しかったのですが、カメラが動かなくなってしまい、せっかくの夕食の写真が撮れませんでした。残念。。
動かなくなったカメラは、お遍路旅ではいつも一緒だったオリンパスの赤いTG4。
顕微鏡的な撮影もできる優れものでした。
とうとう別れの時が来たのでしょうか(涙)
寂しいです。
予兆はあったのでミラーレス一眼の白のオリンパスペンも持参していました。
いつも蝶を撮る時にはこれを使っています。
TG4よりは少し重いけれど、この旅の残りの写真はペンで撮影しています。
太陽やゴッホの描いたようなる蛾 さち
たいようやごっほのかいたようなるが