つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

カワセミを待つ豊かな時間&「2024年版夏井いつきの365日季語手帖」♪

 

 

 



 

お天気は晴れ。

松山の温泉で疲れを癒し、今日帰ってまいりました。

温泉以外にも、句友の天玲さんの息子さんが出演された「東京芸大愛媛県出身在学生コンサート」を鑑賞したり(とても素晴らしかったです!)、県美術館のジブリ展や映画を観たり、砥部と東温のダムを訪れたりしました。

ダム旅の模様はまた次回更新しますね。

 

 

 

最終日の今日はカワセミを見に道後公園へ。

サザンカが綺麗でした。

 

こちらはカルガモですね。

 

お堀の水辺を歩いてみましたが、カワセミはなかなか見つかりません。

静かに待つ事約2時間。。(笑)

なんて豊かな時間でしょう。

もう今日は会えないのかな?と思っていたら。。

ふいに私のすぐ近くに飛んできてくれたのです!

 

更に少しづつじりじりと近寄って。

 

なんて美しいんでしょう。

こんな近くでカワセミを見たのは初めてでした。

嘴の下側がオレンジ色なのでこの子は♀ですね。

やがて飛び立って行きましたが、一期一会の一瞬の出会いに感激しました。

なんだかプレゼントをもらったような気分です。

待った甲斐がありました。

 

 

 

帰ると届いていたのは「2024年版夏井いつきの季語手帖」です。

この手帖は毎日一つづつ季語を知って、その俳句を鑑賞し、その季語を使って作った俳句を毎週一句書き込めるようになっています。

俳句のある生活を楽しみながら勉強できる、おすすめの一冊です。

 

 

34ページの2月16日分に、私の句も掲載されています。

 

お歯黒の口より寓話夜の梅  さち

 

義理の父が子供の頃、母親の実家に遊びに行くと、お話のとても上手なお婆さんがいて、よく昔話を聞かせてくれたのだとか。

たしか「とんと昔あったいいますらい」から始まるお話。

そのお婆さんがお歯黒をしていたのが印象的で、父はよく覚えていたそうです。

そんなエピソードから生まれた一句でした。

 

 

 

 

 

バリトンや群青色の冬の旅  さち

 

ばりとんやぐんじょういろのふゆのたび