つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

松山一人旅&「単眼複眼」にバッタの写真♪

 

 

 

 

 

 

お天気は雨。

愛媛は梅雨に入って三日目です。

その梅雨入り初日の日から、旦那くんが寺総代の研修旅行に出かけていたので法然上人のお生まれになった岡山の誕生寺へ)、私も同じようにお休みをもらって、一人で道後一泊旅行を楽しんできました。

 

 

普段は軽トラの運転ばかりしている私(笑)

CH-Rの運転はちょっぴり不安でしたが、頑張って松山まで行ってみる事に。

双海の道の駅でひと休み。

 

海紅豆が咲き始めていて、南国気分。

 

でもお天気は曇り。

まずは、松山総合公園へ。

道路からよく見えるこのお城のような建物のあるのが松山総合公園です。

 

公園の中にある考古館の中庭では、先日から古代ハスの開花が始まっているのです。

考古館は月曜日はお休みなのですが、古代ハスのある中庭は解放されていて、訪れた方々が熱心にカメラを向けておられました。

古代ハスを見たのは初めてでした。

この日は15輪ほどのお花が開花していていましたよ。

この古代ハスの種子は1000年前の大連の遺跡から出土したもので、平成8年に松山市を訪れた大連観光局長からその種子を贈呈されたそうです。

その後、松山市農業指導センターで育成され、その株が考古館で育成、管理されているそうです。

とても綺麗でした。

うっとり。。

 

その考古館の下にある東池ではガマの穂があって、チョウトンボの姿を見ることができました。

もっと日差しがあればもう少し綺麗に撮れたのに。。

まだほんの数頭くらいでしたが、7月になるともっと数が増えて来るそうです。

またその頃に来てみたいなあ、と思いました。

 

 

そして道後へ。

まだ昼前でしたが、ホテルのフロントに問い合わせてみると、チェックイン前に駐車場に車を置かせてもらっても良いとの事でした。

ありがたかったです。

旅割で予約していたのは「道後Hakuro」

 

カゴにお気に入りのタオルと手ぬぐいを何枚も入れて、道後の散策に出発です。

おお、これは何かのアートでしょうか。

 

商店街を歩いて、お昼ご飯のお店を探します。

 

道後町屋に入ってみましょう。

 

道後ビール♪

地ビールというと、クセや甘味が強かったりするのが多いのですが、この道後ビールは割とドライな感じでうまし。

 

鯛カツバーガー

鯛カツバーガーは間違いない美味しさ。

ナイフで切って食べても、紙に包んでパクッといっても、どちらでもできるようにしてありましたが、やっぱりパクッと豪快に食べた方がいいですね。

 

 

あとは道後温泉三昧。

今まで道後温泉の写真を撮ることはあっても、実際に足湯以外のお湯に入ってみた事はなかったのです。

 

天空の足湯(無料)から見た道後温泉本館

 

ちょっと熱めの足湯です。

混んでなくて、のんびりと道後温泉の景色を見ながら足湯につかる事ができました。

雨予報の平日のいいところ。

 

道後温泉本館 大人(420円)

 

人数制限をしてあるようでしたが、タイミングが良かったのかすんなり入れました。

 

修復中の道後温泉で、今使用できるのは「霊の湯」のみ。

2階に上がる階段が急でしたが、手すり部分に細かい彫刻が施してあって流石だと思いました。

湯釜の上には大国主命と、少彦名命の二神の像があり格調高し。

湯船はとても深くて、座ると顔が沈んでしまう程!(笑)

大広間の休憩室の修復が完了したら、またゆっくりと入ってみたいです。

 

 

椿の湯 大人(400円)

市民の皆さんに愛されている温泉のようです。

湯釜には「巡礼の杓に汲みたる椿かな 子規」の一句が刻まれていました。

道後温泉は皆同じ泉質のお湯が使われているのかもしれないけれど、ここ椿の湯が一番とぅるとぅるしている!と私は感じたのでした。

 

 

飛鳥乃湯 2階個室利用 大人(1690円)

飛鳥時代をイメージして造られた湯屋は、なんとも雅な雰囲気。

中庭が蜷川実花さんの鮮やかな写真アートで彩られているのは、2024年2月までだそうです。

 

エントランスの正面には書家、紫舟さんの書の彫刻。

 

空気を浄化するというゼオライト和紙で造られたシェードは、山門がイメージされていて入浴客をお迎えしています。

 

階段の奥の壁にある湯釜の模様は、奈良の世界遺産の修復で使用された和釘『千円の釘』が使われています。

あちらこちらにおもてなしの心が溢れているよう。

 

2階の個室休憩室は5種類あるのですが、私が選んだのは桜井漆器の技術が施されている「行宮(かりみや)の間」です。

 

NHK美の壷」で漆の奥深さを知ってから、この蒔絵の赤さに憧れていました。

 

大浴場の壁には30分ごとにプロジェクションマッピングが投影されていて、雲が流れたり、鳥が飛んできたり、船が動いていったりという映像も楽しむことができます。

 

入浴した後は個室にお茶菓子を運んで頂けるのです。

 

お菓子は一六の「道後夢菓子噺」の、椿と白鷺の2種類から選べるのですが、私は白鷺を。

お茶の器も松山市の花「椿」の模様です。素敵。

 

白鷺はねりきりのようなお菓子で、中には緑色の久万茶の餡が入っていて上品で優しいお味。

湯上がりのお茶は体に染み渡るよう。

おかわりもできるそうですよ。

 

大広間休憩室も見せて頂きました。

天井からの幕のような飾りに使用されているのは、この前内子の下芳賀邸で見せてもらったギルディング和紙の技法です。

なんとも風雅ですね。

 

2階から中庭を見下ろすとこんな感じ。

これで道後温泉四ヶ所全てをコンプリート!

愛媛県人としての嗜みが一つ増えたようで嬉しいです。

 

夜の飛鳥の湯はまるで異世界のよう。

 

宿泊したのは道後温泉に程近い「道後Hakuro」

 

お部屋はこんな感じ。

 

素泊まりのプランで旅割を利用して、駐車場代も含めて4300円!

更にクーポン2000円もついてきます。

なんてリーズナブル!

 

クーポンで買ったのは、道後Hakuroのオリジナルマグカップ

ちょうど2個で2000円でした!

お部屋にも置いてあって、いいな〜と思っていたのです。

 

レコードプレーヤーとレコードもあったので、一応聞いてみる(笑)

 

洋楽には詳しくないけれど、ドゥービーブラザーズかな?

レコードに針を落としたのは数十年ぶりのような気がします。

非日常な気分を楽しみました。

 

ホテルの中もレトロでありつつアーティスティック!

ロビーでは自由にコーヒー、紅茶を飲む事ができます。

大浴場の壁画の、成元ヒデキチの描いた女性の横顔の絵も素敵でした。

「道後Hakuro」、立地も良く、道後温泉目的の女性の一人旅にはちょうどいいホテルだと思います。

 

 

翌日は東道後の「そらともり」に移動して、岩盤浴とサウナを堪能。

 

ブランチにおむすびとグレープフルーツジュース

おむすびはほかほかでジュースも生搾りだった!

 

湯上がりの抹茶かき氷。

かき氷の下にはわらび餅と白玉がたっぷり!

 

お風呂の合間にお食事ができるのがここの良いところですね〜。

昼過ぎ、そらともりを後にして少し早めに帰路に。

スシローに寄って軽く食べつつ、家族へのお持ち帰りを注文。

雨の中、無事に帰宅。

一人旅、楽しめました。

また行こっと♪

 

 

 

6月11日の愛媛新聞の「単眼複眼」にバッタの写真を掲載して頂きました。

ありがとうございます。

月一を狙っていたけれど、先月はボツだったのでした〜(笑)

またがんばります。

 



 

 

 

 

かかかかと無音鍵盤遠花火  さち

 

かかかかとむおんけんばんとおはなび