お天気は晴れ。
今日は旦那くんの通院の日だったので、初めて私がC-HRを運転して松山へ。
CUBEよりも車幅があるし、後方の確認もなんだかしづらい。。
国道を走ってみると案外すいすい走れて大丈夫かなと思ったけれど
最後に我が家の手前の細い坂道をバックで上がる所が一番はらはらしました。
でもなんとか無事に帰宅。
くじけずがんばるぞ!
空と海とC-HR
さてさて、昨日もMと一緒に松山に行っておりました。
メインは野村万作・萬斎の狂言の夕べ「二人大名」「千鳥」を観るためです。
朝から出発してエミフルでお買い物をして
ランチは道後温泉「ふなや」の川席へ。
ふなやは子規記念博物館のお隣にある道後一の老舗旅館で
子規博に行く度にいつかは訪れてみたいと思っていた憧れの場所でした。
開業は江戸時代寛永年間(1627年頃)
以来三百九十余年もの間、幾多の人々の旅の宿として愛され続け
多くの俳人、文化人がその足跡を残しています。
漱石が初めてふなやに宿泊した喜びを詠んだ一句
はじめてのふなや泊りをしぐれけり 漱石
子規が漱石とふなやの庭園を散策した時に詠んだ一句
亭ところ々渓に橋ある紅葉哉 子規
太平洋戦争中に帰郷した虚子がふなやに泊まって詠んだ一句
ふるさとに花の山あり温泉あり 虚子
川席はふなやの庭園「詠風庭」の中を流れる川べりで食事を戴く事ができます。
引き出す度に季節感たっぷりの美しいお料理が現れてどきどきわくわく☆
眼でも舌でもたっぷりゆっくり楽しませてもらいました。
お食事の後は詠風庭を散策させて頂きました。
昭和41年4月の全国植樹祭の際に
昭和天皇・皇后両陛下がふなやにご宿泊されました。
詠風庭を散策された昭和天皇陛下は
「この地では珍しい植物であるから大切にするように。」と仰せられ、
葵苔をお見つけになられたそうです。
詠風庭の東屋には道後アートとして作成された
山口晃さんの「武人圖」を見る事ができます。
よくみるとエヴァのようなイメージもあってとても面白いですね。
川席、堪能させて頂きました。
ふなやの川席は3月下旬〜10月下旬まで利用できるそうです。
夏には蛍も出るみたいですよ♪
その後は愛媛県美術館にて
やはり若冲の描く動物は生き生きとしていますね。
中でも「鶏図押絵屏風」の雌雄図数パターンはとても迫力がありました。
(絵はがき)
最後はひめぎんサブホールにて狂言を。
狂言を観るのは6年ぶりです。
6年前に狂言を観た時の記事はこちら
四葉のクローバー見つけた&昨夜の野村万作・萬斎「狂言の会」♪ | つれづれなるさっち
供を連れずに出かけた二人の大名(内藤蓮、中村修一)が
たまたま通りかかった男(野村万作)を無理やり従者に仕立てますが
逆に男は持たされた刀で二人の大名をおどし
持ち物を奪ったり、犬や鶏のものまねをさせる等して笑いを誘います。
万作は1931年生まれですので、なんと今年は御年86歳!
よくぞお元気で!!!
命を絞り出すような渾身の舞台で本当に感動致しました。
もうひとつの演目は萬斎主演の「千鳥」
主(月崎晴夫)から付けで酒を買ってこいと命じられた太郎冠者(野村萬斎)ですが
これまでの支払いが溜まっているため酒屋(石田幸雄)もなかなか酒を譲りません。
あの手この手で酒を手に入れようと奮闘する太郎冠者の演技が見どころです。
萬斎のとぼけた表情や軽やかな動きを
じっくりとオペラグラスで見せて頂きました♪
素敵すぎます☆
公文のCMで息子さんと共演していますが
いつか萬斎の息子さんの舞台も観てみたいです。
萬斎というと近々(6/3)主演の映画「花戦さ」が公開になります。
映画『花戦さ』オフィシャルサイト
野村萬斎が手に持つのは刀ではなく花!?
池坊専好という実在した京都の花僧の物語。
時の天下人である秀吉に専好が単身立ち向かう姿を痛快に描きます。
公開が楽しみですね。
松山での特別な一日でした。
布教所はビルの四階韮の花 さち
ふきょうしょはびるのよんかいにらのはな