つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

インペトゥスサクソフォンアンサンブル特別公演 in 八幡浜♪

 

 

 

 

 

 

お天気は曇り時々晴れ。

今日はみかんの仕上げ摘果をしておりました。

昨日の興奮も冷めやらぬ中、一気に日常の生活へ。

 

 

 

9月4日、インペトゥスのコンサートは無事開演致しました。

今回のコンサートは八幡浜市主催で、私は運営には関わっていなかったので、ブログで応援する以外の広報活動はほぼしていませんでした。

だから開演の時、お客さんが家族だけだったらどうしよう〜(笑)なんて不安に思っていましたが、全くの杞憂に終わりました。

ブログを見て来てくれた友人や句友の姿も。

みんな、ありがとう!

更に、見ず知らずの方々で埋め尽くされていく座席を見ていると、思わずうるうるしてしまいました。

会場はほぼ満員に。

主催者側ではありませんが、沢山のご来場、誠にありがとうございました。

 

お天気もまさかの晴れ!


素敵な背景!

 

プログラムの前半はフランスを代表する二大巨頭の作曲家、ドビュッシーの「小組曲ラヴェルの「クープランの墓」

どちらもHが今回のインペトゥスのコンサートの為に、メンバーそれぞれの音を想像しながら編曲したそうです。

特に「クープランの墓」では超絶技巧を駆使した内容で、流石はインペトゥス!というような圧巻の演奏でした。

Hの編曲も多くの方々から褒めて頂いたみたいです。

 

プログラム後半の冒頭はアルヴォ・ペルトの「ヌンク・ディミティス」(今こそ主よ、僕を去らせたまわん)

終演後、特に色々な方から良かった!素晴らしかった!とお声掛けを頂いたのがこの曲でした。

開始のベルが鳴り、音が聞こえ始めたのに、暗いままのステージには誰もいません。

あれ?この音はどこから?と客席が一瞬騒めいて、皆きょろきょろ。

すると、なんと客席の最後方にインペトゥスのメンバーがずらりと並んで演奏していたのでした!

すり鉢状の客席の上部から9本のサックスの音のシャワーを後ろから浴びるという経験は初めての感覚。

降り注ぐ圧倒的な音色に、耳だけでなく五感を刺激され、痺れるような感動がありました。

そしてこの曲がキリスト教の聖歌という事もあり、その清らかで崇高な音色に身を任せていると、まるで自分自身が教会の中のパイプオルガンになって奏でられているような気分になりました。

句友からも「身体中音楽に包まれた感覚」「後光が音になった感覚」という嬉しい感想が届きました。

 

ルチアーノ・ベリノの「セクエンツァVIIb」は様々な「シ」の音ばかりで構成された現代曲。

高度な技術を要する曲な上に、譜面台を見てもわかる様に、奏者の立ち位置も個性的で、面白かったです。



ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女ではHがソロを演奏し、艶やかな音色で故郷に錦を飾りました。

この曲もHの編曲だそうです。

 

スティーブ・ライヒの「ニューヨーク・カウンターポイント」は、メロディーが何度も繰り返される度に少しづつ姿を変えて行き、不思議な感覚を生むという、都会的でかっこいいミニマルミュージックです。

 

最後のTーSQUAREの「宝島」は保内中学校と愛宕中学校の吹奏楽部のサックス担当の生徒さん達との共演でした。

この曲は吹奏楽ではお馴染みのラテンのノリの明るく元気な曲。

生徒さん達、とても緊張したと思いますが、一生懸命に演奏する姿がとても素晴らしかったです。

 

アンコールはドビュッシーの「スコットランド風行進曲」

       ブラヴォー!

 

終演後の中学生の皆さんとインペトゥスとの記念撮影

 

終演後のインペトゥス

         

インペトゥスのメンバーは普段は全国(海外)各地でそれぞれの活動をしているので、今回の東京公演と八幡浜公演の為に、何度もリモートで会議や練習を重ねて来たそうです。

コロナ禍の中、さぞかし大変だった事と思います。

よくぞ無事にここまで。

インペトゥスの皆さん、東京公演と八幡浜公演のツアー、お疲れ様でした。

そして、公演の大成功、おめでとうございます!

感動の音楽のシャワーをありがとうございました!

彼らが松山鯛飯や宇和島鯛飯、八幡浜の海鮮丼、パンメゾンの塩パン等、愛媛の美味しいものを楽しんでくれたのも良かったです♪

 

最後に、コンサートを企画運営して下さった、八幡浜市の関係者の皆様、インペトゥスを呼んで頂き(お目が高い!)本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

サクソフォンの咆哮月はどこにある  さち

 

さくそふぉんのほうこうつきはどこにある