今日も雨です。
朝は風もなく静かにしとしと降っていましたが
夕方にはだいぶ雨足が強くなりました。
くーのさんぽもひと苦労でした。
夜には大雨警報が出ました!
おねえさんが枝豆を持って来てくれました。
今年始めて枝豆を作ってみたんよ☆と。
ふっくらとしたりっぱな枝豆です。
ゆでゆで・・
大きなきらきらのお豆がぷるんと飛び出してきて
お豆のうまみたっぷりです。
おつまみにも最高☆
ごちそうさまでした♪
ではでは久しぶりにフランス、スイスを巡る旅レポートの続きでもいってみましょうか☆
旅レポート11
モン・サン=ミッシェルその1〜魔法の杖を売っていそうな街並&レストラン〜
モン・サン=ミッシェル(Mont Saint-Michel)は、フランス西海岸、サン・マロ湾上にある小島の事です。
頂上には同名の修道院があり、この島のシンボルとなっています。
モン・サン=ミッシェルという名は、旧約聖書の大天使ミカエルのフランス語読みしたもの。
708年アヴランシュ司教オベールが、夢の中で大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受け、礼拝堂を作った事がこの名の由来となっています。
中世以来はカトリックの聖地として多くの巡礼者を集めて来ましたが、百年戦争では要塞という役目を担うようになります。
フランス革命以降は修道院は廃止され、監獄として使用された時代もありました。
その後は荒廃した時期もありましたが、1865年に再び修道院として復元され現在に至っています。
英仏海峡を望むこのサン・マロ湾はヨーロッパでも潮の干満の差が最も激しい所として知られていて、潮の満ち引きの差は15メートル以上もあります。
昔はこの猛烈な速度で押し寄せる満ち潮に多くの巡礼者が命を落としました。
かつてのモン・サン=ミッシェルは満ち潮の時には、ぽっかりと美しく海に浮かび上がっていたそうです。
(八幡浜のねずみ島みたいですね〜♪)
しかし1877年に対岸との間に地続きの道路が作られ、潮流をせき止めてしまった事から、100年間で2mもの砂が堆積してしまったのです。
今では島の間際まで潮が来ることは滅多になくなっているようです。
島の周辺には見渡す限りの干潟が広がっています。
そこで、昔のように海に浮かぶ美しい景観を取り戻す為に、現在新たな橋が建設中です。
この橋は来年2014年の完成を目指しているそうです。
いつかロマンティックな昔の景観が戻るといいですね。
今回行きたい場所として私が最もリクエストの上位にあげていたのがこのモン・サン=ミッシェルでした。
早朝にパリを発ち、フランス高速鉄道TGV(テージェーベー)に乗って約2時間半、レンヌという街へと向かいます。
ここレンヌからモン・サン=ミッシェル行きのバスが出ています。
バスに乗って1時間半くらいで到着!
モン・サン=ミッシェルの停留所からはこんなシャトルバスが島まで運んでくれます。
このシャトルバス、なんと前にも後にも運転席があって、前後どちらへでも進む事ができるのです。
帰りには運転手さんが反対側の運転席に移動していました。
おそらく島に大きなバスが回転するスペースがないからだと思います。
バスの他にはこんな情緒たっぷりの馬車もありましたが、こちらは有料なのでもちろんシャトルバスに乗りました。
この日は朝から雨でとても寒かったのです。
でも嬉しくて嬉しくて☆
さあ、島を歩きますよ♪
バスを降りた頃には雨も止んでいました。
モン・サン=ミッシェルのふもとは緩やかな登り坂の道があって、両側にはレストランやホテル、お土産物屋さんが沢山あります。
ここは特に日本人に人気の場所のようで観光客の二割くらいは日本人でした。
看板にも日本語があります。
この街並、とても歴史的で素晴らしかったです。
まるでハリーポッターの魔法の杖を売っていそうな雰囲気。
あまりの寒さに早々にレストランに入りました。
中はあったかい〜。
メニューにも日本語があります。
お店の人も日本語で話しかけてきたりします。
でも…ちょっと異国情緒が半減っていう気もしました。
私が食べたのは手長海老のリゾットとふわふわの田舎風オムレツ(このオムレツはモン・サン=ミッシェル名物だとか)と自家製林檎のタルトです♪
おいしかった♪
残りはまた次回、モン・サン=ミッシェルその2へと続きます♪
要塞で監獄モンサンミッシェルの月 さち