お天気は曇り時々晴れ。
雨で草の勢いも強くなってきています。
露の切れた午後からは草刈り作業等。
歩き遍路の旅3 3日目 60番横峰寺へ(2019年6月12日)
横峰寺は標高750mの高さにあり、百名山である標高1982mの石鎚山の北側中腹にあります。
またその道の険しさから遍路ころがしの難所とされています。
59番国分寺からは30㎞、徒歩でおよそ10時間のコース。
国分寺から横峰寺への遍路道は山沿いを進む道もありますが、前日の宿を壬生川にとった事から、海岸線を経由して西条入りし、61番香園寺を横切りながら進むルートを選びました。
つまり香園寺を過ぎて横峰寺に登るルートは普通の遍路道からは逆打ちのコースになります。
そんな事から道中3人の歩き遍路さんに出会う事ができました。
道を譲りあったり、交わす挨拶の清々しい事。
トヨエツにそっくりなお遍路さんもいましたよ♪
朝、楓の緑が美しいターミナルホテルのレストランです。
朝食は和食を選びました。
さあ、出発です。
夏のせいか歩道はどこも草ぼうぼう。
大きな橋を渡ります。
橋の近くにはサギ達のコロニーがあるようです。
ね。
この先に香園寺がありました。
香園寺を横切って進んでいると、軽トラのおじいさんが車を停めて、横峰寺への道を丁寧に教えて下さいました。
わしは2回お遍路回っとるんよ。ほやけん、歩きよるお遍路さん見たらつい声かけとうなるんよ〜。
とおじいさん。
とても助かりました。
親切にして頂き、ありがとうございました!
高速道のそばの道を通って。
池の左側の道を進んだら。
高速道路の真下を潜ります。
ゆるやかな上りの道路を進みます。
あ!ハンミョウです!
緑がきれいだな〜。
ここからが本格的な遍路道です。
ふうふう。。
はあはあ。。
これはキンモンガですね。
はあはあ。
ふうふう。。
休憩所がありました。
休憩所横のおトイレは使えそうにないです、残念!
木漏れ日
開けた場所から見えた景色
登ったり。。
まさかの下り道も。
ベンチあり。
尾根道ですね。
道が崩落しかけています。
去年の豪雨の影響かしら。
注意しながら通りました。
急な岩盤を登るような道
また景色が開けました。
ここには高い鉄塔がありました。
ようやく道路に出てきましたよ。
ウツボグサですね。
やっと到着しました!
第60番札所 横峰寺本堂
礼拝。
横峰寺大師堂
礼拝。
本堂の下にはりっぱな納経所があります。
御手洗も綺麗でした。
お納経を頂いた時に、ご住職らしき方から
歩きの方ですね。おひとつどうぞ。
とお菓子を戴いたのです。
暖かいお接待に疲れが飛んで行くようでした。
ありがとうございます。
ここまで一心に登って来て、気がつけば昼食もとらぬまますでに午後2時!
悲壮感が顔に表れていたのかしら(笑)
同じ道を下って61番香園寺へ。
横峰寺からは約9.5㎞、4時間の道のりです。
すでに午後2時を過ぎているので、納経所の閉まる午後5時までに香園寺に行くのは無理かもしれませんが一生懸命道を下りました。
鉄塔の所で一休みして、さきほどお接待して頂いたお菓子を戴く事に。
こんな母恵夢みたいなお菓子です。
元気をもらいました。
あとひといきですよ。
ついに香園寺に着きました。
駐車場にはもうお迎えの旦那くんの車が停まっていました。
旦那くんは朝出発して、すでに延命寺から香園寺まで8ヶ寺のお参りとお納経を終えているそうです。
やっぱり車は速いなあ〜。
私が香園寺に着いたのは午後5時20分でした。
お納経の時間には間に合いませんでしたが、なんとか無事に歩いて来れた事に感謝です。
次回はここ、61番札所香園寺からスタートします。
香園寺はこのようなコンクリート造りの広大な建物で異彩を放っています。
さあ、帰るとしましょう。
おなかぺこぺこ。
帰り道の伊予灘サービスエリアで食べた小うどんと
ほかほかのおむすび♪
おいり伊予柑ソフトも最高でした。
ちょうど下灘駅は夕日の落ちる頃。
平日なので空いているかと思ったのに、なんと30人くらいのギャラリーがいてびっくり!
あのベンチに座る勇気はありませんでした(笑)
この日の歩数は53715歩!
ふうう。。
今回の旅を終えて反省した事は、あまりにも次へ次へと頑張り過ぎてしまった事です。
帰ると足の指に豆ができていました。
左の薬指に小豆大のものと、右の小指にはなんと大豆大の豆!
自分でもびっくりしました。
前に見た歩き遍路の方のブログで、足の豆を潰すために針が必要!とあるのを見て驚きましたが、本当だったんですね。
足の豆を針で潰しつつ、(痛くはないです)これからはもっと時間に余裕をもった計画を立てなくては!と感じました。
お寺でくつろぐ時間を作って一句詠んだり、地元のお店に立ち寄って美味しい物を戴いたり、道中で出会った方々との交流ももっと深めたいです。
あせりながらの旅は危険も伴います。
ゆっくりのんびり楽しんで歩こうと思ったのでした。
長い記事にお付き合い下さり、ありがとうございました。
釉薬を潜ったような夏の月 さち
ゆうやくをくぐったようななつのつき