お天気は雨のち曇り。
今日から早生みかんの収穫を始めようと、意気込んで4時起きでお弁当を作ったのに、朝早くまさかの雨!
午後からはなんとか収穫できました。
これから超繁忙期に突入です。
では、先日のお遍路3日目の記事を更新します。
歩き遍路の旅15 3日目大岐の浜から38番札所金剛福寺へ(2021年10月23日)
フェニックスの奥の白い建物が民宿大岐の浜。
昔は教習所の合宿免許の宿泊施設だったそうです。
朝の散歩で海側に出て見ると、小さな漁港がありました。
もう使われていないみたい。
朝日!
ハマヒルガオでしょうか?
小さなお花でした。
民宿大岐の浜の朝食
ヨーグルトとジャムはおかみさんの手作りだそうです。
ごちそうさま♪
民宿大岐の浜を7時50分に出発。
おかみさんが外に出て来られて、見えなくなるまでずっと見送って下さいました。
とても親切なおかみさんで、色々と良い情報を教えてもらいました。
本当にお世話になりました!
国道から一本中に入った遍路道を進みます。
すぐに本物の大岐の浜に到着しました。
とても広大で美しい砂浜です。
この浜辺が遍路道になっているのです。
民宿のおかみさんからも、浜辺の遍路道を行くといいよ、と勧めてもらっていました。
サーファーの親子、素敵。
朝日が眩しくて海がきらきらです。
なんて気持ちがいいんでしょう!
浜で休憩しているサーファーさん達と挨拶を交わしながらゆったりと歩きます。
砂浜を行く私(笑)
沖へ向かうサーファー。
乗ってる乗ってる!
押し寄せる波に心が洗われるようです。
あまりに神々しくて、感動して涙が出そうになりました。
チドリが2羽、波と砂の境をとことこっと歩いていました。
かわいい〜。
大岐の浜の遍路道、それはもう最高でした。
これまで歩いて来た中で最も心に残る遍路道となりました。
道路に出ました。
国道321号。
国道をそれて左の以布利方面へ。
カンナが綺麗。
海が見えて来ました。
ここには、大阪海遊館海洋生物研究所以布利センターがあります。
なんとここではジンベエザメを見る事ができるのです。
それも無料で♪
このセンターの事を教えてくれたのも、民宿大岐の浜のおかみさんでした。
ジンベエザメ、いた〜!
ジンベエザメは最近1匹増えたそうで、水槽の中で2匹が悠々と泳いでいました。
お遍路中にこんなものが見られるなんてびっくりです。
うわ〜!
海岸沿いの遍路道を進みます。
この橋を渡って。
小さな浜を行くのですが、ここは漂流ゴミがとても多くて、さっきの大岐の浜とは大違いでした。
薄暗い道へ続きます。
おお、ちょっと不気味な道しるべ発見!
う〜ん、きっと才能のある方が作られたのでしょうが、色もデザインも書体も迫力ありすぎて怖い(笑)
遍路道を進みます。
竹わっさー!
巨木に巻きつく蔓。
ヒヨドリバナにアサギマダラがいました〜。
左の県道27号足摺方面へ。
この工事現場の小屋の先に。
遍路道があったので入ってみました。
手元に地図が無いので(前日に落としちゃいました)つい道しるべがあると入ってしまいます。
これが失敗でした。
またあの不気味な道しるべに遭遇!ひぃ〜。
倒木があちこちにあります。
こんな茂みを潜り抜けたりも。
潜るか跨ぐか悩んだ倒木。
不安になりつつも白い蟹に元気をもらう。
沢蟹のアルビノでしょうか。
またまた竹わっさー!
ここまで来た時、ついに道が無くなった!と思いました。
一度逆戻りしてみたけれど、やっぱり道らしき所はここしか無くて、勇気を出して藪に踏み込みました。
ふうう。。
薮を抜け出し、見た事が無い蝶、蛾?に元気をもらう。
やっと墓地の辺りに出てきました。
遭難したかと思いました(笑)
こんな事なら普通に県道27号を行けばよかったです。
そう長い距離では無いはずなのに、とても長く感じた遍路道でした。
集落に出て一安心。
助かった〜。
県道27号に出ました。
海の見えるベンチで一休み。
道の駅「ビオスおおがた」で買ったTシャツの形の藻塩クッキーを食す。
塩味が効いててさくさくのあとを引く美味しさです。
これがお昼ご飯かな。
どこに行っても道沿いにはススキとセイタカアワダチソウばかり。
道は緩やかな登り。
あ、セイタカアワダチソウに何かがいますよ!
これは!サツマニシキではないですか!
初めて見ました。
家の近くにはいないので、ずっと憧れていました。
なんて美しいんでしょう。
だいぶ空が青くなって来ました。
今度はセイタカアワダチソウにアサギマダラ。
またまた謎のバス停発見!「マホーランカーブ」
セイタカアワダチソウにウラナミシジミ。
セイタカアワダチソウにイシガケチョウ
またセイタカアワダチソウにサツマニシキがいました。
サツマニシキはセイタカアワダチソウが好きみたいです。
さっきの個体よりもオレンジ部分が濃くて綺麗。
足摺へ2kmの看板。
残りわずかです。
足摺岬東側駐車場
駐車場で景色を見ていると、CH-Rで佐賀からお見えになったご夫婦に、「女性で歩きのお遍路さんは珍しいですね。」と声をかけて頂いて、少しお話ししました。
「佐賀は私の憧れの三船山楽園ホテル(サウナが素敵)があるので行ってみたいんです♪」と言うと、喜んでおられました。
15時、とうとう到着しました。
38番札所金剛福寺 山門
金剛力士像は鮮やかな朱色!
筋肉の表現が面白いです。
龍と狛犬?のついた立派な手水鉢。
水鉢は土佐藩主山内家の寄進です。
三十八番札所金剛福寺 本堂
金剛福寺は嵯峨天皇から「補陀落東門」の勅願を賜った弘法大師が開きました。
補陀楽信仰は平安時代頃から盛んになり、南方の海上にあるとされる観音の浄土「補陀落」に向かって祈りを捧げるというもの。
歴代天皇家からも信仰が厚く、藤原氏が土佐の荘園を寄進する等して、次第に寺は栄えるようになったそうです。
38番札所金剛福寺 大師堂
「大師亀」
弘法大師が亀の背中に乗って、海上の不動岩に渡って祈願をしたという伝説にちなんだものです。
ぷっくりと福々しい亀です。
大師亀と本堂の位置関係。
亀の頭を撫でるとご利益があるそうです。
寺で迎えに来てくれた旦那くんと合流。
その後、ジョン万次郎の像を見たり。
アイスクリンを食べながら、足摺岬灯台へお散歩したりしました。
青空に白い灯台が映えます。
この岩が大師が亀に乗って渡ったという不動岩。
この日の歩数は42329歩!
頑張った自分を褒めたいです。
そして、いつも見えない何かに守ってもらっているのを感じます。
無事に歩かせて戴き、本当にありがとうございました。
歩き遍路の旅15はこれにて終了。
次回はここ足摺の金剛福寺から歩き始めます。
多分、みかんの収穫が終わってからになるでしょう。
今回長距離を歩きながら決断した事があります。
私井上さちは「街俳句会」を退会させて頂く事にしました。
今井先生はじめ、「街」の皆さまには大変お世話になりました。
句会や総会で横浜を訪れる事ができて、楽しい思い出がいっぱいです。
今後は「いつき組」という広場に集う、無所属の俳人として精進致します。
ななかまど母は魔女にも王女にも さち
ななかまどはははまじょにもおうじょにも