つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

とうとう倉庫のみかんはからっぽに&よもぎさん作のお芝居『あなたなる夜雨の葛のあなたかな〜芝不器男ものがたり〜』 を観に俳都へ♪




  




ときおり雪のちらつく中、南柑20号の追加受け入れがあり

今度こそ本当に最期の出荷に行ってきました。

これでもう我が家の倉庫の中はからっぽになりました。

肩の荷をひとつ降ろした気分です。

倉庫の伊予柑を置くスペースも広がりました。

明日からは伊予柑の収穫の予定です。

お天気はどうでしょうね。










みかんの出荷を終えわずかに時間ができました。

これは行くしかないでしょう。




『あなたなる夜雨の葛のあなたかな〜芝不器男ものがたり〜』




19:00からの公演をめざし俳都へ。

途中の海岸線ではまたしても海が踊っておりました。
     



  




場所はひめぎんホールのお隣。

農業試験場ビルの4階です。

どこかわかるかな?と心配だったのですが、ビルの前では公演の看板を持つサンタさんが案内をしてくれていましたよ。

外から見るとまっくらなのでサンタさんがいてくれて助かりました。




ラッキーな事に当日券もなんとか獲得する事ができました。

会場は殆ど満席。

舞台と客席のなんと近い事でしょう。

公演は盛況のうちに終了しました。













病床の不器男の姿は子規と重なるものがあり

虚と実の中をさまよいつつも

彼の俳句への情熱、ふるさとや家族への強い思い、そして妻への愛を痛い程感じる事ができました。

牛鬼がわんさか登場!






芝不器男を演じたのはこのお方、山本清文さんです。

3年前に愛媛から東京へと進出されました。

実は山本さんが東京進出前にJAにしうわでの講演があり

楽しくお話を聞かせて頂いた事がありました。

今回、お芝居を見せて頂いて東京での成果を感じました。






会場入り口では寒いからとカイロを頂いたり、帰りにはお菓子のプレゼントがあったりと

スタッフのみなさんのお心遣いが暖かかったです。

よもぎさん、素晴らしい作品をありがとうございました。











餅の花不器男の部屋をあかるくす  さち