つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

ホットジャバラでお鼻がす〜っ☆&おすすめDVD「日の名残り」と「図書館戦争」♪





お天気は曇りのち雨。

午前中はみかんの刈り込み剪定へ。

今日も花粉でくしゃみが止まりません〜。



そうだ!我が家にはアレがあったんだ☆

じゃーん!

ジャバラ

家の裏の園地でジャバラの苗木が育っています。

この柑橘は花粉症を抑える働きがあると言われています。

スダチやカボスに近い感じで

そのまま食べると苦くて酸っぱいのではちみつを入れてホットジャバラに☆。





どうも皮の部分によりその効能があるらしいので

スプーンで皮と果肉をぐりぐりつぶして飲んでみました。



はちみつのおかげか普通に美味しく飲めましたよ。

飲んだとたんに鼻がすう〜っとする気がします。

いやほんと!

飲み薬はあんあり飲みたくないので

このジャバラを愛用していきたいと思います。












午後はDVDを観たりなんかして少しゆっくりしました。



今借りているDVDはこのふたつ。

日の名残り」は、1993年のイギリスの映画でカズオ・イシグロの同名の小説を映画化したもの。
名優アンソニー・ホプキンスが主人に忠実であり続けた、ダーリントンホールの執事スティーブンスを重厚に演じています。
ティーブンスの主人ダーリントン卿は、ヨーロッパが再び第一次世界大戦のような惨禍を見ることがないように、戦後ヴェルサイユ条約の過酷な条件で経済的に混乱したドイツを救おうと、ドイツ政府、フランス政府、イギリス政府を宥和させるべく奔走していたのですが、ダーリントンホールでは秘密裡な国際的な会合が繰り返されるようになり、次第にダーリントン卿はナチス・ドイツによる対イギリス工作に巻き込まれていきます。
アンソニー・ホプキンスというとアカデミー主演男優賞を受賞した「羊たちの沈黙」や「ハンニバル」で演じた猟奇的なハンニバル・レクター博士の役が高く評価されていますが、この「日の名残り」の名家の執事というストイックな役も、知性たっぷりに見事に演じていて流石だなあと思いました。
女中頭のミス・ケントンとスティーブンスの淡いロマンスも物語に切ない彩りを加えています。
星 3.8





この題名からしてB級ぽい匂いがするなあ、と思っていたけれどこれは私の知識不足でした。
この作品はアスキー・メディアワークスより出版されている有川浩の小説「図書館戦争」(2007年本屋大賞第5位入賞)が原作で、漫画、テレビアニメ、劇場アニメ、そしてこの実写映画へと発展してきたものです。
いや〜、この作品はなかなかしっかりとした骨格を持つ名作ですよ☆
1988年、公序良俗を乱し人権を侵害する表現を規制するための「メディア良化法」が制定され、不適切とされたあらゆる創作物は、その執行機関である「良化特務機関(メディア良化隊)」による取り締まりを受けることとなります。
なんだかこのへんはついこの間話題を呼んだ「特定秘密保護法」ともリンクするような気がします。
情報が制限され自由が侵されつつあるなか、弾圧に対抗した存在が「図書館」であり、本の自由を守るべく、やがて自ら武装した「図書隊」による防衛制度を確立します。

図書館法
第4章(図書館の自由) - 図書館の武装化(第30条-第34条)
第30条 図書館は資料収集の自由を有する。
第31条 図書館は資料提供の自由を有する。
32条 図書館は利用者の秘密を守る。
第33条 図書館はすべての不当な検閲に反対する。
第34条 図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る。

http://toshokan-sensou-movie.com/index.html

「本のために、あの人のために。」

舞台はメディア良化法成立から30年を経た近未来、正化31年。
図書隊対メディア良化隊のハードボイルドな攻防、アクションが見所ではありますが、かつて大切な本を良化隊の検閲から守ってくれた図書隊員を追って図書隊に入隊した、主人公・笠原郁 (榮倉奈々)と鬼教官・堂上篤 (岡田准一)との熱血な師弟関係にも胸きゅんです。
震えるようなナイスキャスト!
岡田くんってあんなにかっこよかったかなあ。
SP 警視庁警備部警護課第四係」や「天地明察」の時には特にそう思わなかったのに
これほど魅力的な岡田くんを観たのははじめてでした。
ラストシーン、特にいいです。
かなりおすすめの作品です。
星4.1











春の水かぷかぷかぷかぷと子犬  さち