つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

午後の晴れ間は接ぎ木の支柱立てへ&カープ前田智さん決勝打をありがとう!&おすすめの本二冊♪




午前中は雨でしたが

午後からは嘘のようにじりじりっと日がさしてきました。

そこで石地に接ぎ木をした園地へ、伸びて来た芽を支える為の

支柱を立てに行ってきました。







これは家の裏の竹を割って作った支柱です。





こんな感じで4、5本くらい・・




ちょうど夕方には全ての木に支柱を立てる事ができました。

雨の日が続くとたまの外での作業が気持ちいいです。













そんな時にラジオから流れていたのはカープデイゲーム中継。

なかなか点が入らない投手戦でしたが

大ベテラン、代打の切り札前田智さんの貴重な一発が

決勝打となり、2-1で勝利しました。

なんと前田智さん、打率は4割2分3厘です!!!

前田智さんは私がカープで一番好きな選手。

不惑を迎えてもこの健在ぶりは頼もしく

ますますカープファンを熱くさせてくれるのです。

ルーキー野村くんに勝ちがついたのもよかったです。

この調子でがんばれ、カープ

借金がまだ七つ、ひとつひとつ返して行きましょう!











庭に来てくれていた

ヒメアカタテハのシンクロ












ヒメアカタテハの開いた翅も鮮やかできれいですが





この裏側の模様は複雑で芸術的ですね。












最近読んだ本の中からおすすめの本二冊


「窓の向こうのガーシュウィン

窓の向こうのガーシュウィン

窓の向こうのガーシュウィン

「十九年間、黙ってきた。十九年間、どうでもよかった。未熟児で生まれ、家族はばらばら。」
閉ざされたような混迷の中をじっと生きて来た少女の自立の物語です。
はじまりは訪問介護先のある家族との交流からでした。
黙り込んでいた彼女の心をぽんと解き放ったのは、なんと「額装」の世界。
表現する事によってゆっくりと心の混線がほどけて行きます。
人間は出会いによって生きているんですね。






もう一冊は

ピエタ

ピエタ

ピエタ

舞台は18世紀のヴェネツィア
慈善修道院の前にある木箱。
それは捨て子を預かるための木箱でした。
そこに捨てられていた子供達は「ピエタの娘」と呼ばれ、高い音楽教育を受け、興行により修道院を支える事になります。
主人公の修道女エミーリアもそんなピエタの娘の一人でした。
カーニバル。仮面。ゴンドラ。恋。
ヴェネツィアの明暗が美しく交錯します。
音楽の師、ヴィヴァルディ先生の死から始まる高級娼婦との出会いと友情。
そこにはいつもあたたかい先生の音楽がありました。
寂しさや空しさを抱きながらもしっかりと生きる人間の美しさを感じます。
なるほど!2012年本屋大賞三位の作品です。










あの夏はユーミンだった合歓の花  さち