つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

闇に銀粉を振ったようなナガサキアゲハの翅&ヒルガオとマルバルコウソウとホシアサガオ♪





お天気は曇り時々晴れ。

昨日に引き続き除草剤の散布へ。

今日の園地は草丈が胸のあたりまであったので

草を倒すのにちょっと苦労しました。

夕方には除草剤もひととおり終了しました。








蝶の水飲み場はだいぶひっそりとしてきています。

その中でも1頭で堂々と水を飲む蝶がいました。

表翅が青く光る揚羽です。

一瞬カラスアゲハかと思いましたが尾状突起がありません。

よく見るとナガサキアゲハの♂でした。

深い闇に銀粉を振ったような美しい表翅です。


ナガサキアゲハ(♂)








日本に生息する黒いアゲハチョウの仲間で、尾状突起がないのはこの蝶だけです。

南方系の蝶ですが年ごとに生息域を北に広げています。

♂の翅表面は上の写真のように黒っぽくてシックですが

♀は翅の基部が赤色で白色紋があり♂とはだいぶ異なった模様をしています。

他の蝶で雌雄の模様の差が顕著なのはツマグロヒョウモン等が思い浮かびます。

不思議ですね〜。









ヒルガオ科の植物を3種見つけました。

まずは普通のヒルガオ


ヒルガオ

ヒルガオヒルガオ

ヒルガオは地下茎を持っており、庭や畑などに生育すると

なかなか駆除は難しいようです。

盛夏の昼間に大きな花を咲かせるために根系も発達しているのでしょう。









マルバルコウソウ




ヒルガオルコウソウ

熱帯アメリカが原産で江戸時代に観賞用として持ち込まれました。

ルコウソウは縷紅草と書き、縷は糸を意味し

糸のように葉が細く赤い花と言うことが名前の由来のようです。








ホシアサガオ




ヒルガオ科サツマイモ属

アメリカが原産です。

花の縁は浅く5裂し、裂片の先はやや尖り星形をしています。

かわいらしい名前ですね。

マルバルコウソウもホシアサガオヒルガオの1/3くらいの小さな花です。











浜菊や皆先端に行きたがる  さち