つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

伊予富士と東黒森&瓶ヶ森の瓶壺♪

 

 

ゴイシシジミ

まるで妖精のよう。

 

 

 

お天気は雨。

洗濯物が乾きにくそう。

むむむ。

 

今週は夏休みをもらって東予方面に行ってきました。

初日は前回登った瓶ヶ森の手前にある、伊予富士に登ってみる事に。

私達のような初心者でも短時間で登れる眺望の素晴らしい山を調べていると、やはりあのあたりが候補に上がってきます。

朝から高速で西条に入り、寒風山トンネルを抜けて、UFOラインを目指します。

UFOラインは数年前にカローラスポーツのCMのロケ地となって人気を呼んだ天空の道。


www.youtube.com

 

この道のおかげで石鎚山系の美しい山々に短時間で登る事ができます。

ありがたいですね。

ところが朝、愛媛側は晴れていたのに、寒風山トンネルを出て高知に入った途端に霧雨が降っていて、辺りはガスに包まれていたのです。

愛媛側と高知側でこうもお天気が違っているなんて。。

それでも一応登山口までは行ってみようという事になり、車を走らせ登山口付近を確認。

すると、露がありそうだし、登り始めた直後に小川を越えるという難所があるので、やはり危険だと判断し、道を引き返す事にしたのです。

ところが、旧寒風山トンネル南口駐車場の辺りまで引き返してみると、ふっと雨が止んで、少し空が明るくなってきたではありませんか。

これは行けそうな気がしてきました。

せっかくUFOラインの手前の長〜いくねくね道を登ってきたのを無駄にはしたくなかったし、よ〜し、登る事に決定!

 

 

伊予富士登山

 

クガイソウ

 

ここが小川を越える難所。

下も上も急な崖になっていて、小さな滝のよう。

ドキドキしながら慎重に渡りました。

 

道沿いにはヒヨドリバナが咲き始めていました。

フジバカマに似ていてアサギマダラが好むお花です。

 

クロヅル

オレンジ色は花かな?と思ったけれど実のようです。

お花は白。

 

笹原の中の道

 

縦走路に合流しました。

ここを右に進むと伊予富士です。

左は東黒森、そして瓶ヶ森にも繋がっているようです。

田中陽希さんもこの道を歩いたのかしら。

 

オニユリとアザミ

 

ガス多し。

 

あちこちで沢山咲いていたのはノリウツギでしょうか。

 

この辺りから見るといかにも伊予富士という佇まいです。

 

山頂が近づいてきました。

少し青空も見えます。

 

伊予富士登頂!

 

 

ちょうどお昼を過ぎた頃。

山頂で食べるおむすびは最高でした。

なかなかガスは切れませんが、雨が降らなかっただけでもありがたかったです。

 

縦走路を引き返して先程の分岐地点まで戻り、今度は左手の東黒森の方も行ってみる事に。

意外と近そうだったのです。

 

縦走路から伊予富士を振り返るとこんな感じ。

 

道中、斜面に突き出すように大岩が!

 

岩に上がる旦那くん

 

私も上がっちゃいました♪

 

岩の上から見た景色。

 

岩にはこんな可愛らしいお花が!

イワオトギリでしょうか?

 

東黒森山頂です。

山頂で高知の方と出会い、山の話に花が咲きました。

徳島と高知にまたがる三嶺(みうね)がいいよと勧めてくださいました。

 

さあ、後は降るのみ。

ここは最後の難所の少し手前。

無事に下山できました。

ありがとうございます!

 

伊予富士登山口を出発したのは11時25分。

二つの山を登り終えて再び登山口に着いたのは、14時35分でした。

写真を撮ったり、昼食を戴いたりしながらのコースタイムは3時間10分。

楽しかったです。

可愛らしい蝶との出会いもありました。

 

ゴイシシジミ

初めて見た気がします♪

 

ツマグロヒョウモン

 

チャバネセセリ

 

 

 

その後は前回瓶ヶ森に登った時に、行きそびれていたスポット「瓶壺」へ。

瓶ヶ森方面へUFOラインを進みます。

 

瓶ヶ森の駐車場に車を置いて瓶壺へ。

瓶壺はキャンプ場よりも下にあります。

だから登るというよりは降るという感じです。

 

あ、石鎚山ですよ!

 

丈夫そうな木道を下へ。

 

到着しました。

「瓶壺」です。

 

岩にはポッカリと滝壺のような穴が空いていて、澄んだ水が流れ込んでいます。

水はうっすらと青くてなんだかミステリアス。

 

触るとびっくりするくらい冷たかったです。

 

この瓶壺には、イシヅチサンショウウオの幼生がいるとどなたかのブログで読んだ事があります。

だから一生懸命、水の中を覗き込んでみたのですが、水量があって水面が揺らいでいて、中々見つける事はできません。

 

諦めかけた頃、旦那くんが瓶壺の少し下流にある沢の中にサンショウウオがいるのを見つけてくれたのです。

 

よく見ると結構沢山いました。



イシヅチサンショウウオ幼生

サンショウウオに出会えてとても嬉しかったです。

成長するとどんな姿になるのでしょうね。

そして、この「瓶壺」が瓶ヶ森の由来となったそうです。

感動の山旅でした。

 

この日は西条に泊まって、翌日はしまなみ海道のサイクリングに挑戦しました。

ああ、お尻が痛い(笑)

その様子はまた次回♪

 

 

 

 

 

 

万緑や男盛りの犬洗う  さち

 

ばんりょくやおとこざかりのいぬあらう