つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

内子町立石地区の桜&美杉しげりさんの句集「愛撫」♪

 

 

 

シャガ



 

お天気は晴れのち曇り。

清見タンゴールの選果もあとわずかとなりました。

 

 

 

昨日の午後は内子町の桜を見に行って来ました。

ビートの幌を開いて風を感じながら内子へゴー♪

久々に乗ったビートは振動が凄くて、まるでジェットコースターに乗ったみたいな気分でした(笑)

でも、気持ちよかったです。

内子というと、石畳地区の東の枝垂れ桜が有名ですが、

satti.hatenablog.com

今回は初めての場所に行って来ました。

それは内子町立石地区にある「相野の花」と「尾首の池」です。

どちらも標高400m程の小高い場所で、細い道をくねくねと登ったお山の上にあります。

 

まずは相野の花へ。

個人のお宅の敷地なのですが、この時期は特別に公開されているのです。

ありがたい事です。

この枝垂れ桜は、九代目の方が二十歳の時に植樹し、大切に育ててこられたそうですが、その後ご夫婦の金婚式の記念に、相野地区と愛を掛け合わせて「相野の花」と名付けられたそうです。

「相野の花」は見事な一本桜です。

 

地に着くほどに長く枝垂れる繊細な枝を、潜るように奥に進むと。。

 

木の側には池があって、そこには一面の花筏が。。

 

 

幽玄でありつつ神々しさも感じる美しい桜でした。

 

ここに来れて良かったです。

おかきや干し芋、お饅頭なども販売されていて、お買い物も楽しかったです。

 

 

 

そして同じ立石地区にある「尾首の池」へ。

池を囲むのは九本の桜。

水面に映りこむ桜も美しいです。

スマホで撮った写真)

 

オリンパスペンで撮った写真)

 

お隣に立つお家は立派な古民家で歴史を感じます。

 

 

 

まるで桃源郷のよう。

 

最高の日に来れた事に感謝です。

ああ、大満足!

 

 

 

「相野の花」も「尾首の池」も夜はライトアップをされているようです。

夜もきっと素晴らしいでしょうね。

内子町立石地区の桜、とてもよかったです。

見せて頂きありがとうございました。

 

 

 

道中の大洲城も素敵でした〜。

 

ふいに黒い鳥の群れが!

 

 

 

 

 

美杉しげりさんの句集「愛撫」

 

いつき組の大先輩である美杉しげりさんが、句集「愛撫」をご上梓されました。

おめでとうございます。

愛猫家の美杉さんがお詠みになった、猫の句ばかりを集めて作られたミニ句集です。

表紙の金色の猫の目も、「愛撫」というタイトルも印象的で素敵。

手に取りやすいコンパクトなサイズもいいですね。

お出かけバッグにすっと入って、旅のお供にもなりそうです。

早速読ませて頂きました。

好きな句に付箋を付けて読んでいたら、あっという間に付箋だらけに!(笑)

       

 美杉しげり句集「愛撫」より大好きな句

野良猫の兄と妹いばら咲く

嫌さうに猫抱かれをる薔薇の門

花みかん月下に猫の声うるむ

日焼の子手負ひの猫を抱いてくる

猫の尻よく肥え月下歩むなり

茸みつしり黒猫の傷癒えず

春星や白猫は陰舐めてゐる

猫飲んでゐるのは菜の花映す水

保線夫に抱かれ子猫の鳴きどほし

猫の眼のきんいろ霞舐めてより

 

この句集に出てくる猫は、家の中でゆったりと暮らしている平穏な猫ではなく、自然の厳しさをものともせずに生きる、自由で気高い猫ばかり。

読後に美杉さんが中学生時代に読んで強烈なイメージを受けたという、萩原朔太郎の「猫」の詩が気になり、少し調べてみたりしました。

「猫」より一部

「ぴんと立てた尻尾の先から糸のような三日月がかすんでいる」

猫達が鳴き声以外の不思議な力で交信しているようで、なんだかミステリアス。

ああ、私も射るような黒猫の金色の眼に見つめられたい、と思ったりしました。

楽しませて頂き、ありがとうございました。

 

ご購入はこちらからどうぞ↓

natsui-company.shop

 

 

 

だいぶ近づいて来ました。

お近くの方はぜひお運び下さいませ♪

画像

 

 

 

 

 

白酒や尻尾曲がった猫戻る  さち

 

しろざけやしっぽまがったねこもどる