つれづれなるさっちII

俳人 井上さちの日々 第一句集「巴里は未だ」(文學の森)

松山一人旅&「単眼複眼」にバッタの写真♪

 

 

 

 

 

 

お天気は雨。

愛媛は梅雨に入って三日目です。

その梅雨入り初日の日から、旦那くんが寺総代の研修旅行に出かけていたので法然上人のお生まれになった岡山の誕生寺へ)、私も同じようにお休みをもらって、一人で道後一泊旅行を楽しんできました。

 

 

普段は軽トラの運転ばかりしている私(笑)

CH-Rの運転はちょっぴり不安でしたが、頑張って松山まで行ってみる事に。

双海の道の駅でひと休み。

 

海紅豆が咲き始めていて、南国気分。

 

でもお天気は曇り。

まずは、松山総合公園へ。

道路からよく見えるこのお城のような建物のあるのが松山総合公園です。

 

公園の中にある考古館の中庭では、先日から古代ハスの開花が始まっているのです。

考古館は月曜日はお休みなのですが、古代ハスのある中庭は解放されていて、訪れた方々が熱心にカメラを向けておられました。

古代ハスを見たのは初めてでした。

この日は15輪ほどのお花が開花していていましたよ。

この古代ハスの種子は1000年前の大連の遺跡から出土したもので、平成8年に松山市を訪れた大連観光局長からその種子を贈呈されたそうです。

その後、松山市農業指導センターで育成され、その株が考古館で育成、管理されているそうです。

とても綺麗でした。

うっとり。。

 

その考古館の下にある東池ではガマの穂があって、チョウトンボの姿を見ることができました。

もっと日差しがあればもう少し綺麗に撮れたのに。。

まだほんの数頭くらいでしたが、7月になるともっと数が増えて来るそうです。

またその頃に来てみたいなあ、と思いました。

 

 

そして道後へ。

まだ昼前でしたが、ホテルのフロントに問い合わせてみると、チェックイン前に駐車場に車を置かせてもらっても良いとの事でした。

ありがたかったです。

旅割で予約していたのは「道後Hakuro」

 

カゴにお気に入りのタオルと手ぬぐいを何枚も入れて、道後の散策に出発です。

おお、これは何かのアートでしょうか。

 

商店街を歩いて、お昼ご飯のお店を探します。

 

道後町屋に入ってみましょう。

 

道後ビール♪

地ビールというと、クセや甘味が強かったりするのが多いのですが、この道後ビールは割とドライな感じでうまし。

 

鯛カツバーガー

鯛カツバーガーは間違いない美味しさ。

ナイフで切って食べても、紙に包んでパクッといっても、どちらでもできるようにしてありましたが、やっぱりパクッと豪快に食べた方がいいですね。

 

 

あとは道後温泉三昧。

今まで道後温泉の写真を撮ることはあっても、実際に足湯以外のお湯に入ってみた事はなかったのです。

 

天空の足湯(無料)から見た道後温泉本館

 

ちょっと熱めの足湯です。

混んでなくて、のんびりと道後温泉の景色を見ながら足湯につかる事ができました。

雨予報の平日のいいところ。

 

道後温泉本館 大人(420円)

 

人数制限をしてあるようでしたが、タイミングが良かったのかすんなり入れました。

 

修復中の道後温泉で、今使用できるのは「霊の湯」のみ。

2階に上がる階段が急でしたが、手すり部分に細かい彫刻が施してあって流石だと思いました。

湯釜の上には大国主命と、少彦名命の二神の像があり格調高し。

湯船はとても深くて、座ると顔が沈んでしまう程!(笑)

大広間の休憩室の修復が完了したら、またゆっくりと入ってみたいです。

 

 

椿の湯 大人(400円)

市民の皆さんに愛されている温泉のようです。

湯釜には「巡礼の杓に汲みたる椿かな 子規」の一句が刻まれていました。

道後温泉は皆同じ泉質のお湯が使われているのかもしれないけれど、ここ椿の湯が一番とぅるとぅるしている!と私は感じたのでした。

 

 

飛鳥乃湯 2階個室利用 大人(1690円)

飛鳥時代をイメージして造られた湯屋は、なんとも雅な雰囲気。

中庭が蜷川実花さんの鮮やかな写真アートで彩られているのは、2024年2月までだそうです。

 

エントランスの正面には書家、紫舟さんの書の彫刻。

 

空気を浄化するというゼオライト和紙で造られたシェードは、山門がイメージされていて入浴客をお迎えしています。

 

階段の奥の壁にある湯釜の模様は、奈良の世界遺産の修復で使用された和釘『千円の釘』が使われています。

あちらこちらにおもてなしの心が溢れているよう。

 

2階の個室休憩室は5種類あるのですが、私が選んだのは桜井漆器の技術が施されている「行宮(かりみや)の間」です。

 

NHK美の壷」で漆の奥深さを知ってから、この蒔絵の赤さに憧れていました。

 

大浴場の壁には30分ごとにプロジェクションマッピングが投影されていて、雲が流れたり、鳥が飛んできたり、船が動いていったりという映像も楽しむことができます。

 

入浴した後は個室にお茶菓子を運んで頂けるのです。

 

お菓子は一六の「道後夢菓子噺」の、椿と白鷺の2種類から選べるのですが、私は白鷺を。

お茶の器も松山市の花「椿」の模様です。素敵。

 

白鷺はねりきりのようなお菓子で、中には緑色の久万茶の餡が入っていて上品で優しいお味。

湯上がりのお茶は体に染み渡るよう。

おかわりもできるそうですよ。

 

大広間休憩室も見せて頂きました。

天井からの幕のような飾りに使用されているのは、この前内子の下芳賀邸で見せてもらったギルディング和紙の技法です。

なんとも風雅ですね。

 

2階から中庭を見下ろすとこんな感じ。

これで道後温泉四ヶ所全てをコンプリート!

愛媛県人としての嗜みが一つ増えたようで嬉しいです。

 

夜の飛鳥の湯はまるで異世界のよう。

 

宿泊したのは道後温泉に程近い「道後Hakuro」

 

お部屋はこんな感じ。

 

素泊まりのプランで旅割を利用して、駐車場代も含めて4300円!

更にクーポン2000円もついてきます。

なんてリーズナブル!

 

クーポンで買ったのは、道後Hakuroのオリジナルマグカップ

ちょうど2個で2000円でした!

お部屋にも置いてあって、いいな〜と思っていたのです。

 

レコードプレーヤーとレコードもあったので、一応聞いてみる(笑)

 

洋楽には詳しくないけれど、ドゥービーブラザーズかな?

レコードに針を落としたのは数十年ぶりのような気がします。

非日常な気分を楽しみました。

 

ホテルの中もレトロでありつつアーティスティック!

ロビーでは自由にコーヒー、紅茶を飲む事ができます。

大浴場の壁画の、成元ヒデキチの描いた女性の横顔の絵も素敵でした。

「道後Hakuro」、立地も良く、道後温泉目的の女性の一人旅にはちょうどいいホテルだと思います。

 

 

翌日は東道後の「そらともり」に移動して、岩盤浴とサウナを堪能。

 

ブランチにおむすびとグレープフルーツジュース

おむすびはほかほかでジュースも生搾りだった!

 

湯上がりの抹茶かき氷。

かき氷の下にはわらび餅と白玉がたっぷり!

 

お風呂の合間にお食事ができるのがここの良いところですね〜。

昼過ぎ、そらともりを後にして少し早めに帰路に。

スシローに寄って軽く食べつつ、家族へのお持ち帰りを注文。

雨の中、無事に帰宅。

一人旅、楽しめました。

また行こっと♪

 

 

 

6月11日の愛媛新聞の「単眼複眼」にバッタの写真を掲載して頂きました。

ありがとうございます。

月一を狙っていたけれど、先月はボツだったのでした〜(笑)

またがんばります。

 



 

 

 

 

かかかかと無音鍵盤遠花火  さち

 

かかかかとむおんけんばんとおはなび

 

 

 

 

 

ヒメジョオンに集う虫達♪

 

 

 

テイカカズラ

 

岩を覆い尽くしたテイカカズラ

 

 

 

お天気は曇りのち雨。

ここ数日は暑さの中、ずっと草刈りを頑張っておりました。

夏の草刈り作業は重労働。

目に汗が滲みます。

元気で働ける事に感謝です。

 

 

 

朝のウォーキングで梅の木の下を通ると、落ち始めた梅が杏みたいな甘い香りを放っていました。

なんだかこのまま落としてしまうのがもったいなくなって、今年も少量ですが梅仕事をする事に。

 

思いついてよかったです♪

 

 

ヒメジョオンが咲き始めています。

背が高いのに儚げで可憐なお花。

 

おや、ヒメジョオンにとても小さなバッタが佇んでいますよ。

 

かわいらしいですね。

ヤマトフキバッタの幼虫のようです。

 

あれ、バッタのそばにもう一匹何かがいるのかしら?

と思ったら、脱皮したバッタの抜け殻だったみたい。

 

 

こちらは小さな蝶かと思ったら、蛾の仲間でした。

ドガというお名前です。

 

模様がモダンでおしゃれな感じ。

翅の黒地に白の模様を窓に見立てたのでしょうね。

 

 

こちらはハナアブの仲間のよう。

 

 

最後はヒメジョオンスジグロシロチョウ

よく見ると、目が白地に黒のドット模様なのでした。

 

 

 

 

 

映写技師の白手袋や虎が雨  さち

 

えいしゃぎしのしろてぶくろやとらがあめ

桐野夏生魂萌え!」を読んで、生まれた一句)

 

 

 

 

 

阿蘇草千里、くじゅう花公園、関門海峡ミュージアムを巡る♪

 

 

 

 

 

お天気は曇りのち晴れ。

朝のウォーキングで出会ったカンタロウミミズ(シーボルトミミズ)が青く光っていてなんだか綺麗でした。

 

 

 

先日の九州の旅、姫島以降の様子を更新します。

姫島二日目の朝も早朝からみつけ海岸に向かい、アサギマダラとの名残を惜しみました。

この日の朝も1000頭飛来との発表があり、最高の時期に姫島を訪れる事ができて本当によかったです。

安西旅館の朝食は7時半からだったのですが、港の近くという利点もあって、急いで食べて8時の船便になんとか間にあいました。

おかみさんが食後のコーヒーを紙製のカップに詰め替えて持たせて下さったのも嬉しかったです。

またいつか姫島に来る時には、安西旅館にお世話になろうと思います。

ありがとう、姫島。

 

これは私が姫島で絵付けをしたお面。

狐と狸があって、狐の顔を描きたかったんだけど、狸用のお面しかなかったのです。

仕方なく狸のお面に狐の顔を書きました。

でも、結構気に入っています♪

 

港の近くにいた甘えん坊の猫ちゃん。

この子もさくら猫のようでした。



 

姫島を発った後は熊本県にある阿蘇の草千里へ向かいました。

 

草千里の駐車場に到着したのは11時くらい。

 

たしか去年、NHKのにっぽん百名山阿蘇山」で、ミヤマキリシマに彩られた烏帽子岳の美しさを見て以来、ずっと憧れていたのです。

もう5月も下旬なので、お花のシーズンは終わってしまったかもと思っていましたが、まだまだピンク色のミヤマキリシマが待っていてくれました。

 

なんて素晴らしいんでしょう。

駐車場から時計回りで烏帽子岳に登って、一周して帰ってくるまで、ちょうど2時間くらいの程よいコース。

左手には時折噴煙を上げている中岳が見えます。

活火山の鼓動を感じます。

 

急登もありましたが、風の吹き渡る尾根道もあり、気持ちよく歩く事ができました。

 

烏帽子岳山頂です。

 

山頂で食べたおむすびが美味しかったです〜。

 

下りの道へ。

 

草千里。

 

池に映った逆さ烏帽子。

 

お馬さん達。

 

草千里の中を行くのは本当に心癒されるようでした。

ありがとう、阿蘇



この後は大分のくじゅう花公園へ。

草千里とは同じ阿蘇くじゅう国立公園の中にあるので、車で1時間くらいで行く事ができます。

ちょうどお花は5月の見頃で、ネモフィラ、リビングストンデイジー、ポピー、春菜の畑が満開です。

ネモフィラ

 

リビングストンデイジー

 

春彩の畑

 

ポピー

 

ここでは「花と星」というグランピングの施設があって園内に宿泊する事ができます。

 

左がバーベキューのテント、右が宿泊用のテントです。

 

ハンモックもありました♪

 

とても快適。

 

夕食はバーベキュー。

 

お肉がすごい。。

 

普段はお肉はあまり食べない私ですが、この日は頑張って?(笑)なんとか食べました!

マシュマロを焼いたのは初めてでちょっと嬉しかったです。

 

宿泊者は閉園後、開園前の花公園を自由に散策する事ができます。

 

朝食は園内のカフェで。

 

 

旅の最後は北九州へ。

道中は麦畑があちこちに広がっていて、黄金色の麦秋を迎えていました。

 

レトロ駅舎が素敵なJR門司港駅

 

港の前の関門海峡ミュージアムで、旦那くんの趣味の帆船模型展が開催されているのです。

 

旦那くんが今作っている船「ラ・ミラージュ」の展示もあって、とても熱心に見ていました。

 

展示しているメンバーの方から、作り方のアドバイスをしてもらって勉強になったみたいです。

来てよかったね〜。

中にはブラックパール号もありました。

 

門司港には、ちょうど客船「にっぽん丸」が寄港していましたよ。



たまたまアサギマダラのピークに合わせて旅に出たら、ちょうど烏帽子岳のミヤマキリシマや、くじゅう花公園のお花の盛りに出会えたのはラッキーでした。

充実の三日間に心から感謝して。

 

 

 

 

 

初夏の舵は鯨の顎の骨  さち

 

はつなつのかじはくじらのあごのほね

 

 

 

 

アサギマダラを観に5月の姫島へ♪

 

 

 

 

 

 

お天気は曇りのち雨。

そろそろ梅雨も間近でしょうか。

大量の洗濯物を部屋干ししています。

 

 

 

今週の前半は大分の姫島にアサギマダラを観に行って来ました。

5月になるとアサギマダラの北上の旅が始まります。

姫島村のホームページでその飛来数を日々チェックしていたのですが、なんと5月22日朝に1200頭飛来との発表がありました!

千頭越えのこんな大きなピークが来るのは久しぶりの事ではないでしょうか。

今年こそは姫島に行きたいと思っていて、ずっとそのタイミングを計っておりました。

ちょうど柑橘の防除も終わったし、行くなら今だ!と思い立って、夜中のフェリーで八幡浜から別府に渡り、国東半島に向かって走り、伊美港から朝一番のフェリーで姫島に着いたのは5月23日の朝6時40分でした。

姫島と朝日

 

すぐにアサギマダラの飛来地、みつけ海岸へ直行!

さてさて、アサギマダラはいるのでしょうか?

 

ああ!

いました、いました〜!

 

感激です!

 

この日の朝の飛来数は900頭と発表されていました。

 

見応えがありました。

 

 

 

 

 

 

動画もどうぞ♪


www.youtube.com

 

こちらは旦那くんがアイフォンのスローモードで撮った動画です。


www.youtube.com

 

 

姫島のお宿は7年前にも宿泊した「安西旅館」さんです。

小さな旅館ですが、お部屋が和モダンにリフォームされていて、ぐんと素敵になっていました。

 

ここはお食事も最高なのです。

姫島の名産、車海老のしゃぶしゃぶ等、車海老三昧のメニューです。

しゃぶしゃぶ

 

 

 

 

お刺身はサービスでした。

ありがとうございます。

姫島車海老を堪能しました〜♪

「安西旅館」さん、女将さんも親切でおすすめのお宿です。

アサギマダラと海老!私の大好きなもので溢れている姫島に乾杯!

 

 

 

 

 

 

 

千頭の浅葱斑蝶に動けない  さち

 

せんとうのあさぎまだらにうごけない

 

 

 

 

アサヒナカワトンボの交尾&下芳我邸のお食事とギャラリー♪

 

 

 

 

 

 

お天気は晴れ。

久しぶりに澄んだ青空を見た気がします。

皆様、お変わりありませんか?

今日はみかん園の草刈りをしました。

除草剤では枯れないヒサカキやつる植物、しぶとく枯れ残ったオオアレチノギク等をやっつけておりました。

ふー、汗かいちゃった。

我ら肉体労働者!

 

 

 

気分転換に川蜻蛉のいる沢へ。

成熟したアサヒナカワトンボはお腹のあたりが白っぽくなってきます。

 

玉ボケ大好き♪

 

交尾をしています。

 

沢の周辺ではマルバウツギが満開です。

 

ヘビイチゴ

 

 

 

昨日はMがお休みだったので、内子の下芳我邸にお食事に連れて行ってくれました。

 

野遊び弁当

お蕎麦も天ぷらもとっても美味しかったです。

小さな季節のお花が一輪添えてあるのも素敵。

M、ごちそうさま♪

 

下芳我邸のお二階はギャラリーになっていて、たくさんの手作り雑貨やアート作品が並んでいます。

 

齋藤宏之さんのギルディング和紙(金属の箔押し)の作品は、フランスの方から伝授された技法だそうで、斬新で美しかったです。


岡野千鶴さんの折り紙クラフトもとても繊細でかわいらしかったです。

折り紙自販機で話題になった方だとか。

自販機も見てみたいです。

 

この二点を買って帰りました。

左が岡野さん作の変身するカードで、右が齋藤さん作のギルディングのしろくまのポストカード。

 

ポストカードは見る方向によって色が変わって見えるんです。

ね。

お母さんはララ(円山動物園)、双子はポロロ(徳島動物園)とマルル(熊本市動植物園)みたい。

公開の始まった旭山のホッキョクグマの赤ちゃんも元気そうで何より。

最近泳げるようになったみたいです。

ああ、赤ちゃん見に行きたいなあ。。

 

では、変身するカードを動画でどうぞ♪

カエル→卵→おたまじゃくし→カエルと変わって行く模様にびっくり!

自分でひっくり返しながらも原理は理解できてません(笑)

不思議〜。


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入荷せるひよこ一万聖五月  さち

 

にゅうかせるひよこいちまんせいごがつ

 

 

 

 

 

 

ミヤマカワトンボの登場&和歌山の旅3日目以降 那智の滝から白浜へ♪

 

 

 



 

お天気は晴れ。

いいお天気が続きそうで嬉しいですね。

今日は柑橘のサンテをじゃんじゃん洗濯しています。

よく乾きそう♪

 

川沿いでは今年初めてミヤマカワトンボの姿を確認しました!

豪雨災害の復旧工事がようやく終わり、以前とは環境が変わってしまったので、ミヤマカワトンボが見られるか少し心配していたのです。

よかったよかった。

ミヤマカワトンボ(♂)

 

美麗なカラスアゲハが吸水していて撮らせてくれました。

カラスアゲハ

自然の美にうっとりです。

 

 

 

それでは和歌山旅の残りを一気にぎゅぎゅっとどうぞ。

和歌山3日目の朝は那智勝浦「ホテル浦島」の天然洞窟風呂、玄武洞の朝風呂から。

朝5時過ぎに玄武洞に行くと、海に面した洞窟風呂からは、ちょうど朝日が昇る所を見る事ができたのです!

もう最高の気分でした。

その時の朝日をお部屋に仕掛けておいたタイムラプスでどうぞ♪

www.youtube.com

「ホテル浦島」はお食事も温泉も楽しめる、歴史あるお宿でした。

 

 

ホテルをチェックアウトして向かったのは、那智の滝の手前にある大門坂駐車場です。

ここに車を置いて、大門坂を少し上がった所に大門坂茶屋さんがあります。

ここでは平安装束のレンタルができて、着付けもして頂けるのです。

ガイドブックでその姿を見て、わ〜素敵♪と思っていました。

大門茶屋では親切な女性の方が迎えて下さいました。

衣装を選び、着付けをして頂き、そのままの格好で歩いて那智の滝に向かいます。

夫婦杉前

道中、多くの方々に「写真を撮ってもいいですか?」と聞かれたり、中には「一緒に写真を撮って下さい!」という方もおられてびっくり。

なんとも嬉し恥ずかしの非日常な体験を楽しむ事ができました。

勇気を出してチャレンジしてみてよかったです。

大門坂茶屋を出発して、熊野那智大社那智の滝を巡り、また帰ってくるまで大体2時間半くらいでした。

 

熊野那智大社

 

那智山青岸渡寺

薄いベールを纏ったようなこの笠が好きでした。

 

青岸渡寺三重塔と那智の滝(右端)

 

那智の滝

 

石段を上り下りする時に、草履の鼻緒がちょっと痛かったけれど、着物は全く苦しくありませんでした。

大門坂茶屋さん、お世話になりました。

何よりシャイな旦那くんが平安コスプレに付き合ってくれたのが嬉しかったです。

彼もすっかり「やんごとない人」になりきっていてみたい(笑)

大門坂茶屋の平安衣装体験、おすすめです。

これで熊野三山全てを参拝しました。

 

 

その後は、白浜に向かって海岸線のドライブです。

道中の絶景ポイント、串本の「橋杭岩

串本から大島に向かって、約850mにもわたり、大小40ほどの岩柱がそそり立っています。

その海による侵食の様子が、橋の杭部分のみ残っているように見えることから、橋杭岩と呼ばれているそうです。

この日は潮が引いていたけれど、満ちているともっと違った景色になりそうです。

 

 

そして、本州最南端「潮岬」に立つのは潮岬灯台

 

なんと灯台の中に入る事ができました。

 

最後の階段はまるで梯子のような急勾配です。

 

灯台からの景色。

 

近くには神社もありました。

 

駐車場にいた立派な鶏さん。

 

 

それからこの日のお宿、白浜の「むさし」へ。

「むさし」の目の前には白良浜があって、円月島もすぐ近くという立地の良さです。

ここは昔、Mと一緒にアドベンに行った時に宿泊した懐かしいお宿。

当時はリーズナブルなお部屋に泊まりましたが、今回は特別な旅なので、グレードアップして「和亭(なぎてい)」のお部屋を選びました。

和亭の良さは、窓からの景色が良い事、広いお部屋、凝ったアメニティ、色浴衣のサービス等、色々とありますが、何より素晴らしいのは屋上にある特別な露天風呂「天空」を利用できる事です。

お部屋からは白良浜ビュー!

 

チェックインしてまず一番に「天空」へ。

天空には専用のフロントがあり、行く度に新しいバスタオルを渡してくれます。

入ってみると、他にお客さんはいなかったので、「天空」を独り占めでした♪

お風呂からは美しい海と空、遠くには円月島が見えます。

ゆっくりと景色を楽しみながら温まりました。

お風呂の後は、和亭専用のラウンジへ。

ここでは自由に飲み物を楽しむ事ができます。

ビールサーバーがあって、ビールも飲み放題!

2杯も飲んじゃった♪

 

ラウンジを出た後は、近所を散歩してみる事に。

白良浜を散策。

 

そのまま円月島の方へ。

雲がだいぶ切れてきました。

 

ひょっとすると、円月島の丸い穴にに夕日が入る所が見られるかもしれません。

日が落ちるまで足湯に入ったり、どの場所がいいポイントかを探しながら、防波堤や海岸線を行ったり来たりしながら待ちました。

 

ギャラリーもどんどん増えてきましたよ。

いい感じです。

 

さあ、夕日は穴に入るかな?

 

あれ?消えちゃった。。

 

調べてみると、春分の日秋分の日の前後数日のみ夕日が入る、という情報もあり、この時期には元々穴には入らなかったのかもしれません。

旦那くんは地図を見て、ひょっとすると室戸岬に隠れたのかも、と言っておりました。

確かに。

でも、これでも十分絶景ですよね。

ブラボー!



 

 

むさしの夕食はバイキングを選びました。

ステーキと天ぷらはその都度調理して熱々なものを届けてくれるし、品数も豊富でたっぷり美味しく戴きました。

 

 

 

旅の4日日は、まず白浜の岩礁の絶景スポット、二ヶ所を巡りました。

千畳敷

 

このあたりなんかまるで違う星に来たみたいです。

 

でも落書きがとっても多かったです。

岩が柔らかいのでしょうか。

傷つけちゃダメですよ。

 

 

三段壁

 

ここには白い猫ちゃんがいました。

人懐っこく、旦那くんにごろごろ甘えていました。

お顔を良く見ると、お耳の先に小さくカットされた形跡がありました。

さくら猫(去勢された地域猫)だったんですね。

 

 

そして、アドベンチャーワールドへ。

「むさし」で、アドベンの割引チケットが買えたのでよかったです。

平日で今にも雨が降りそうなお天気でしたが、修学旅行生が多くて、結構賑わっていました。

 

まずは楓浜ちゃんのところへ。

楓浜は四月の初旬にお母さんから独り立ちしたばかりです。

楓浜人気は大変なもので、すぐに人だかりができて、「前列の方は後ろの方と交代して下さい」と何度もアナウンスが入っていました。

私も楓浜が生まれてから、毎日配信されていた YouTubeの動画を、日々チェックするのを楽しみにしてきました。

本物の元気いっぱいの楓ちゃんに会えて嬉しかったです。

 

パンダの後はケニア号でサファリワールドへ。

 

その後は、ホッキョクグマのライトくんに会い海獣館へ。

彼が赤ちゃんの時に会って以来です。

2014年1月(生後59日齢)

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ライトくんは人工哺育でしたが、立派な雄に育ちました。

同じ人工哺育で育ったピースのいるとべZOOから、そのノウハウを伝授されたと聞いた事があります。

おやつタイムの様子

www.youtube.com

おやつを食べた後で、そおっとプールのふちを歩いて去って行く所がかわいかったです(笑)

ライトくん、これからもどうか元気でいて下さい。

 

それからビックオーシャンのショーへ。

 

昔と比べるとイルカの数が減った気がします。

それでも頑張るイルカ達と飼育員さんに拍手!

後はお土産屋さんを見て、白浜を後にしました。

この日だけ午後から雨になったのでした。

雨の中、白浜から和歌山市へ移動。

 

その夜は和歌山城のお隣のホテル「ダイワロイネットホテル和歌山」に宿泊しました。

城ビューのお部屋です。

 

 

旅の5日目の朝は和歌山城をお散歩。

 

右の茶色い建物がダイワロイネットホテル和歌山。

 

お城の見えるレストランで朝食バイキング。

 

後は安全に家に帰るのみです。

 

あちこちのSAで休みながら、夕方には無事家に到着しました。

道中「モンベルアウトドアオアシス石鎚」に立ち寄れたのも嬉しかったです。

モンベルは SOU・SOUの次に好き。

5日間の走行距離は約1000Km。

新緑の中の気持ちの良いドライブでした。

旦那くん、運転ありがとう。お疲れ様。

 

食道がんの後遺症から胃ろうになった旦那くんですが、先日の食道の狭窄部分を風船で広げた処置の経過が良く、その後ほぼ普通のお食事ができるようになっています。

今回の旅で久しぶりに一緒にお料理を楽しむ事ができたのは、何よりもありがたい事でした(涙)

これもお遍路結願のおかげでしょうか。

先週、日赤で受けた私の血液の再検査も問題無しでした。

たった3000だった白血球が4900まで増えていて、貧血も回復していました。

きっと旅行中に美味しいものを沢山戴いたのと、ひじきとプルーンをたっぷり食べたのがよかったのでしょう。

ありがとうございます。

和歌山の旅、最高でした♪

 

 

 

 

 

光り合う月と花蜜柑の雌蕊  さち

 

ひかりあうつきとはなみかんのめしべ

 

 

 

 

和歌山の旅2日目 高野山から熊野へ♪

 

 

 

 

 

お天気は晴れ。

みかんの花が咲き始めました。

街中がみかんの香りに包まれる、気持ちのいい季節がやってきました。

しばらくお天気が続きそうなので、旦那くんが育ててくれた玉ねぎを掘り上げました。

去年よりは少し大きくて嬉しい。

数日乾かしてから吊るそうと思います。

 

 

それでは和歌山の旅、2日目を更新します。

 

和歌山の旅2日目 高野山から熊野へ

宿坊の朝は勤行(おつとめ)から始まります。

宿泊客の皆さんと一緒に6時半に本堂に集合し、御住職の読経と法話がありました。

真言宗の読経は普段聞き慣れたものではなかったので(我が家は浄土宗)、音の上げ下げが歌のようでもあり、中々新鮮に感じました。

その際、皆さんで焼香をしたのですが、それぞれ1回から2回、3回と、回数が違っていたのです。

ちなみに私は1回。

参加者が大勢おられたので、早く済ませた方が良いかな、と思ったのです。

ところが御住職からは真言宗ではお焼香は3回するのが正式なのです、というお話でした。

それならお焼香の前に教えて下さったらよかったのに。。(笑)

いやいや勉強になりました。

でも、それも宗派によって様々のようですね。

 

そんなこんなの勤行の間、ずっと本堂には美しい小鳥の囀りが響いていたのです。

それもとても大きく、まるで本堂の天井で鳴いているように。

本堂を出る時に、お坊さんにその事を尋ねると

「音声では無く本物の鳥の声です。」

と教えてくださいました。

後で境内の木々を見てみると、一瞬小鳥の姿が見えたのですが、小鳥の名前まではわかりませんでした。

さえずりの中の勤行は心に残るものでした。

 

その後皆でお座敷に移動して、朝食。

がんもどきがふっくらジューシー。

美味しく戴きました。

こんな昔ながらの御膳で戴くのも、宿坊ならではの得難い経験でした。

 

西禅院、お世話になりました。

ここに泊まれてよかったです。

 

その後は共通券に含まれている「徳川家霊台」へ。

西禅院から金剛峯寺の駐車場へ車を移動させて、そこから歩いて10分くらいの場所です。

道中の桜が綺麗でした。

 

徳川家霊台の手前には波切不動尊があります。

 

ここは堂宇の屋根の庇の下に龍の天井画があるので、ちょっと立ち寄らせてもらいました。

なんてダイナミックなんでしょう。

 

そして徳川家霊台へ。

 

徳川家霊台は、三代将軍家光高大檀主となって創建されました。

左が秀忠霊屋で、右が家康霊屋です。

 

秀忠霊屋

 

家康霊屋

彫刻や飾金具等には細部に渡って技法がこらした装飾があり、見事な建築美です。

 

 

次は大師教会へ。

ここでは「受戒」という体験ができるのです。

これも共通券に含まれています。

受戒というのは仏様の示された戒めの教えを、暗い堂宇の中で、阿闍梨様から直接授かるという儀式です。

たまたまその時の参加者は私達二名だけだったのですが、丁寧に接して頂きました。

共に読経をしたり、阿闍梨御自身の体験も交えつつ、親から子への無償の愛の尊さについてのお話もして頂きました。

とてもありがたいひとときでした。

 

 

高野山の最後は金剛三昧院へ。

ここはガイドブックで宿坊を調べていた時に、泊まってみたいと思っていた寺院なのですが、残念ながら宿泊したい日にはお部屋の空きがありませんでした

金剛三昧院は、尼将軍北条政子が夫である源頼朝の菩提を弔う為に建立しました。

ご本尊の愛染明王は頼朝公の等身大で造られているのだそうです。

頼朝は今年の大河の主要人物でもありますし、愛染明王はわが地区の守り神でもあります。

ぜひ頼朝と同じ大きさの愛染様を見てみたかったのです。

わが地区の集会所には愛染様の古い像があって、若い男性が愛染様に供えたお酒を戴くと良縁に恵まれると言われています。

旦那くんもご利益があったんですね(笑)

金剛三昧院山門

 

格調高し。

 

金剛三昧院

この建物が本堂で正面の扉にガラス窓があり、その奥に愛染明王が安置してあります。

この前からガラス越しに愛染明王を見る事ができるのですが、少し距離もあり、あまりはっきりとは見えませんでした。

それでも愛染様の割には黒々としていて、さすがは頼朝という風格を感じました。

本堂の左手にあるのは石楠花です。

五月初旬には見事なお花が見られるそうですよ。

この時はまだこのくらいの蕾でした。

高野山の春は遅いのですね。

高野山は見どころの多い、歴史ある宗教都市でした。

ここでの体験のひとつひとつがとてもありがたかったです。

 

 

昼前に高野山を出発し、この後は熊野へ向かいました。

我が地区の小さなお社の名も「熊野神社」なので、その流れを汲んでいるのかもしれません。

この日参拝したのは二社。

まずは熊野本宮大社へ。

境内の中は撮影禁止なので、門の前で撮った写真です。

熊野本宮は日本全国熊野神社の総本山です。

檜皮葺の社殿からは落ち着きと重厚さを感じました。

元は熊野川の中洲にあったのですが、明治22年の洪水の被害に遭い、流失を逃れた上四社三棟が現在地に移築再建されたそうです。

八咫烏の幟がかっこいいですね。

 

 

そして熊野速玉大社へ。

熊野本宮から約40キロ熊野川を下った場所にあります。

神倉山南端のコトビキ岩に君臨した熊野権現を歓進する為にこの地に社殿が造営されたました。

それ以来神倉山の本宮に対し、ここを新宮と読んだそうです。

朱色の社殿は気品があり、鮮やかで美しかったです。

この二社は境内が撮影禁止なので、門の前での写真のみでした。

 

 

この日のお宿は那智勝浦町の「ホテル浦島」

広い駐車場に車を置くと、マイクロバスが常時ホテルまで送迎してくれます。

希望者は途中にある桟橋から亀の船に乗ってホテルに行く事ができます。

一緒にバスに乗っていた人は皆亀の船希望でした(笑)

 

まるで竜宮城に行くような気分です♪

「ホテル浦島」の敷地は東京ドーム四個分もあり、宿泊施設も、本館、日昇館、なぎさ館、山上館と4つの建物が通路で結ばれています。

私達が宿泊したのは日昇館で、東向きのお部屋です。

窓からの景色は絶景でした。

ホテル浦島は歴史のあるお宿で、施設は古いですが、温泉が素晴らしいのです。

普通の大浴場二ヶ所の他にも、「忘帰洞」「玄武洞」という、海に面した巨大な洞窟のような露天風呂があるのです。

早速温泉巡りを楽しみました。

洞窟の中はまるで探検のようで、こんな面白い温泉は初めてでした。

温泉に一緒に入っていたお婆さんが、「54年前に社員旅行で来たのよ〜。」と言っておられて、いかに昔からこの温泉が愛されているかを知りました。

夕食のバイキングも海鮮が豊富で大満足でした!

那智勝浦はマグロの水揚げ日本一だそうです。

和歌山旅の二日目はこれでおしまい。

いつも見に来て下さってありがとうございます♪

 

 

 

 

蜜柑咲き初むピッコロ鳴るように  さち

 

みかんさきそむぴっころなるように